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デザインの見方

人をうれしくさせる軽やかさ

井上庸子さんがエプロンを買ったときの、福田里香さんによるラッピング。

今年2月に、紙ものを扱うショップ「パピエ・ラボ」の移転後の跡地で、お菓子研究家の福田里香さんによる「エプロンとラッピング」展がありました。福田さんディレクションによるエプロンブランド「ESILIINA」シリーズは、以前に展示会で拝見していたのですが、そのときは買うことができませんでした。そこで今回はと思い、お伺いしたんです。

福田さんはお菓子研究家であり、漫画愛好家としても知られていますが、私にとっては大学の先輩。お人柄はもちろん、その活動がいつも気になる方です。例えばスチームフード、フレーバーウォーター、グラノーラ、いまではどれも人気の調理方法や食材ですが、福田さんはとても早い時期にそれらの本を出されています。

さらには漫画の世界をお菓子で表現したり、ラッピングの本も書かれたり…。民藝にも造詣が深くて、その活動領域や表現はとても広いのですが、どれも軽々とこなしている上に、きちんと「食」でつながっている。ご著書はもちろん、それらの活動がとても魅力的な方です。

私がお伺いしたのは、福田さんが自らラッピングしてくれる日でした。まずエプロンを選ぶと、福田さんはそれに合わせて紙を選んで包み、その上にいろいろなリボンを何本も切ってテープで留めた紙を添えて ...

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