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どんな映像をつくるかとどう生きていくかは直結している

公開日:2017年1月19日

映像クリエイターのためのコミュニティイベント「チャレンジャーde ないと」第5回のゲストは関根光才監督。カンヌライオンズやD&ADなど、数々の国際的なクリエイティブアワードで受賞経験を持ち、近年ではメッセージ性の強い自主制作作品にも精力的に取り組んでいる。その作品の背景にあるビジョンを語ってもらった。

関根光才(せきね・こうさい)
映像作家。1976年東京生まれ。上智大学文学部哲学科卒。2005年、映像制作会社在籍中に、短編映画「RIGHT PLACE」を発表。2008年に独立。CM、ミュージックビデオ、ショートフィルムからインスタレーションアートに至るまで幅広く監督・演出し、国際的なクリエイティブアワードで多数受賞。アーティスト集団JKD Collectiveにも参加。アートアクティビズム集団NOddINメンバー。

アドフェストの受賞が最初の転機に

僕は大学では、哲学科で学びました。その頃アメリカへ留学する機会があり、そこで写真を勉強し、フィルムの魅力に取りつかれたんです。帰国後はフィルムで映像を撮りたいと思っていたのですが、当時はデジタルへのシフトが進み、フィルムで撮っているのはCMと一部の映画ぐらいで。それでもフィルムを回したくて、卒業後はCMプロダクションのスプーンに入りました。

配属された部署は制作部。制作部はスケジュールやお金、スタッフィングなどの進行を管理する部署だったので、「自分がやりたいのは監督だ」と気づき、演出部のあるハットに移籍することにしました。とはいえ、移籍してもすぐ監督になれるわけではありません。1本のCMを撮れるようになるまでには、どうやら5~6年かかると知りました。

「5年は長すぎる」と思っていた矢先、あるチャンスが訪れ …

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