あの話題のCMの演出やキャスティングについてディレクターにインタビュー。今月は、AKB48のメンバーが登場するパピコの新CMについて小林達行監督に聞く。
Webムービーにはできない
15秒・30秒の完成度で勝負
「パピコ!」「ピピコ!」「プンプピコ!」「何度やっても同じこと!」――AKB48のメンバーが不思議なフレーズを口にするこのゲームは、グリコの「パピコ」から生まれた「パピプぺパピコゲーム」。2011年の「江口愛実」(AKB48架空のメンバーが登場する『アイスの実』のキャンペーン)以来、グリコではAKB48を起用。「AKB48殺人事件」「相性診断パピコ」「大人AKB48」…と毎年話題性のあるキャンペーンを、電通関西支社の中尾孝年さんのチームと続けてきた。
5年目を迎えた今年は「一緒に楽しめる」パピコの特徴から、「大人も子どもも皆で楽しめるゲーム」を考案。おしゃべりの飛び交う楽屋でゲームが始まると、突如画面は暗転。マンガ的なグラフィックが、対決の緊張感を楽しく盛り上げる。「黒バックの演出は、実はAKB48のメンバーが揃う時間が少ないゆえの苦肉の策なんです。10人揃う時間に楽屋のシーンを撮り …