クライアントと 制作会社で、 お互いを「育て合う」

公開日:2015年4月16日

生活者のニーズや、嗜好が多様化する現在。広告コミュニケーションにおける手法の専門化や深化が求められている。目標となる成果を残すには、ミッションに適した専門的スキルを持つ制作会社が不可欠だ。ここでは、クライアント企業が最適な制作会社を選ぶ方法と、「AdverTimes DAYS 2015」に参加する制作会社3社の実績や得意分野を紹介する。

数多く存在する制作会社の中から、クライアントが自社に適したパートナー企業を選ぶのは容易ではない。どんな点を見ればよいのか、クライアントに向け、広告会社や制作会社活用についてのコンサルティングを行う宮澤節夫さんに聞いた。

制作会社を見極めるポイント

実行力を測る
POINT 1
なるほど
●クライアントのマーケティング戦略を理解する力があるか
●マーケティング戦略をクリエイティブに展開する消化力があるか
●わかりやすい説明力があるか
POINT 2
面白い
●独自性の強いアイデア開発力があるか
●提案表現に新しい発見(ユニークさ)があるか
POINT 3
やってみたい
●実現性の高い提案力があるか
●展開可能性の高い提案力があるか
●納得できるコストとスケジュールがあるか
提案力を測る
POINT 1
人を見る
●担当者に相応の知識、経験があるか
●担当者に社内影響力があるか
●付き合いたいと思える人間力があるか
POINT 2
会社・組織を見る
●担当者を支援する体制・インフラがあるか
●決定権者の関与があるか
●ポリシーがあるか
●フェアな収益構造があるか
POINT 3
これまでのクライアント・実績を見る
●どんなクライアントの、どんな仕事を、どのくらい続けているか
●存在基盤にバイアスはないか、ある場合、そのバイアスは価値になるか
●自社に取り組む優先度はどれくらいかか

まずは自社が求める成果を把握する

制作会社を見る際には「早い・安い・うまい」という3つのポイントがある、といつもお話しています。「早い」はムダな作業をしなくてもいい仕事の流れが組めていること。「安い」は、価格対価値に納得ができること。「うまい」はアイデアから仕上げまでプロの技が見られることです。

この3点を踏まえ …

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