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例えば、課題解決の手段が“漫才”になってもいい

公開日:2015年3月05日

クリエイティブ・ゼミ訪問7回目では、「ベルメゾン」のclや、「Think Pad Series」のプロモーションなどを手がけてきたデザイナーの三木健さん率いる「三木組」を紹介する。「いかに問いを見つけるか」という点に重きを置く「三木組」では、独自のプロセスを通し、気づきを得ていく。

01 三木組3年生

「答えを探す」前の「問いを見つける」力を養う。

「三木組」では、半年をかけて三木さんが設定した2つのテーマの作品を仕上げていく。今年のテーマのひとつは「観察」。ページ下部の作品は、その成果だ。「まずは、理解・観察・想像を通して、テーマをどう捉えるか考えてもらいます」と三木健さん。テーマをリサーチし、問題は何か見つけることから始まる。「テーマを起点に自らの研究課題を見つけ、考え方や作り方といった発想の原点を見つめていきます」。問いを見つける力が身に付けば、どんな職種に就いても道を極めていける。

ただ、何をすればよいのかと戸惑い、動きが鈍くなる学生もいる。「彼らからの提案は基本的に否定せず、発想がより膨らむように指導します。テニスに例えるなら、簡単に打ち返しやすい場所にボールを返すのではなく、発想の気づきを自ら追い求められるようなボールを返していきます。ティーチングというよりコーチングに近い取り組みです」。

自然と学生には考え抜く力と作品で課題を解決する力が身に付き、時には三木さんの想像を超える作品が生まれることもある。「人の気持ちをデザインしたい。そのための手段として漫才を使い …

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