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小野田隆雄、門田陽のコピーの作法

公開日:2014年9月08日

今号では、36人のコピーライター、プランナーの皆さんに自身の「コピーの作法」をご執筆いただきました。36人のコピーライター、プランナーの頭の中にある「コピーの作法」をどうぞ覗いてみてください。

    コピーにおけるおもてなしについて

    小野田隆雄

    選挙の立候補者についてよく言われる言葉で
    「出たい人より出したい人を」というフレーズがあります。
    広告というものは、売りたい商品を売るために出されるものです。
    したがって、売り手が言いたいことを言おうとするのは正しい行為です。
    しかし正当ではあっても、効果的であるか否かは、
    そこになんらかの知恵や工夫があるか否かに、かかっていると思います。
    言いたいことだけ正面に並びたててみても、下手な口説き文句と同様に、
    ほとんど相手を引き留めることはできません。
    自分がいかに仕事ができるか、いかに将来を期待されているか、
    いかに職場で人気があるか、大学の成績はオールAでテニスの選手であったとか、
    家は高輪にあるとか、こういう条件の羅列というものは、
    高性能を並べ立てた広告と同様です。
    誰も魅せられません。逆にお客様に気に入ってもらおうと、
    お客様の歓びそうなことばかり並べてみても、
    そういうおもねりは、ほとんどの場合に見抜かれてしまいます。
    好いことづくめとか、イイトコ取りというロジックは、
    現実の世の中ではあり得ない。
    すべてに光と影がある。
    長所と短所は隣り合せなのです。
    最高の高速性能と最高の安全性というレトリックが併記された
    自動車のチラシを見たら、あなたはどんな自動車をイメージしますか?
    スポーツカーですか?高級乗用車ですか?
    おもてなし、ということの本当の意味は…

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