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地域の核をなす商品×物語×デザイン=商売繁盛

公開日:2014年4月08日

  • 江副直樹(Bunbo)

「九州ちくご元気計画」の総合プロデューサーなど、地域プロデュースの仕事を数多く手がけるBunboの江副直樹さん。魅力的な商品開発と「伝える」ことをセットにしたプロデュース手法には、コピーライターの経験が生かされている。

Photo : Cotaro Ishii

Bunbo 江副直樹 (えぞえ・なおき)
1956年佐賀県生まれ、北九州育ち。西南学院大学法学部中退後、米穀店店員、工場作業員、釣り雑誌編集者、コピーライター等を経て、商品開発と広報計画を柱とする事業プロデュースを行うBunbo設立。「九州ちくご元気計画」「淡路はたらくカタチ研究島」「九州福岡こうげのシゴト」「ヒタモノつくり」などを手がけ、現在全国6カ所のプロジェクトに関わる。他に林業振興の「ヤブクグリ」、生協のブランディングなど。

コピーライター出身の地域プロデューサー

「地域活性化」とお題が出れば、多くの場合、観光客を増やすための施策が提案される。「地域の雇用対策」と来れば、大企業の工場誘致が計画される。だがBunboプロデューサーの江副直樹さんはそうしたやり方に疑問をはさむ。「観光施策は一瞬のイベント開催に収束しがちで、つかの間にぎわってもまた変わらない日常に戻ってしまいます。工場誘致は確かに雇用を生み出しますが、地元の文脈とは関係のない大きな経済に寄っていって、タイムカードで時間を管理されるような働き方でいいのだろうかと、間近で見ていて感じました」。

こうした経験から、自分たちの商品を作って、自らの手で小さな商いをして自立していくことこそ、本当の地域活性化では?と、「経済の核をなす商品=換金物」を作り、磨くことを常に第一に考えるようになった。その上で、魅力的なデザインやストーリーで商品を発信していく。「商品はスペックだけでは売れない。担い手が誰で、どんなプロセスでできているのかを、ストーリーやデザインによって可視化して、感覚に訴えていくことを重視しています」。

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