恵比寿駅から少し歩いた坂の途中、壁面を鮮やかな絵で覆われたビルが現れる。入口のフロアにはバーカウンターとアメリカンサイズのソファ。「時々、レストランや美容院に間違えられます」と話すのは、CUTTERS TOKYO代表 ライアン・マクガイヤーさんだ。同社はシカゴに本社を置くポストプロダクション・スタジオ。エディターでもあるライアンさんは3年前から日本市場のリサーチを開始した。そして2年前から東京の拠点となるオフィスを探し始め、昨年4月に地下1階、地上3階、屋上つきの物件を見つけた。リノベーション後、11月にCUTTERS TOKYOとしてスタートしたのである。