宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
※それぞれカリキュラム、講師情報などが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
オンデマンド配信
いつでも最新(1年以内)の収録映像を、申込後から7日間、早朝土日を含め、繰り返し視聴可能です。
ライブ配信
会場移動なく、オフィスや在宅で、チャットを活用しながら双方向でのオンライン受講が可能です。
教室開催
万全の感染対策の整った会場において、対面で、講師による直接指導を受けることが可能です。
長らく「安定した市場」と考えられてきた住宅・不動産市場に「少子高齢化×デジタル」の2つ波が押し寄せ、自社の「成約物件数」に大きな影響を与えることが予想されています。これ表す先行指標の1つである新築着工件数は既に下降トレンド(今後10年で06年対比の約5割に減少)に入っています。
また、コロナ禍によって、物件購入検討者のデジタル化が一気に進み、従来の「リアルの展示場・モデルルーム・内覧」から購入という、リアルをベースとした成功パターンが機能しづらい状況が生まれました。また検討の行動も変化した結果、「自宅での検討」で購入する物件の意向がほぼ固まってしまい、自社を選択肢に加えてもらう前に勝負がついている、という事態も発生しています。
この2つの現象から、今後の住宅・不動産市場は「顧客の数自体は減っているのに、自社の情報は届かず、さらに把握できないタッチポイントで、他社物件に決まっている」という状況が噴出することになります。
そこで必要となるのが、自社が選ばれるための方法論、つまりマーケティング視点を取り入れた施策です。その中心は、購買検討者の心理と行動を読み、検討のルート上に、自社情報を適切に載せ、検討できる状態を作り続けることにあります。
しかし、物件を作り、物件情報を発信することは自社視点で出来ますが、「どうやって伝えれば良いのか?」「何を伝えれば良いのか?」は購買検討者側の視点から考える必要があります。さらに、「どのような情報」を「どこまで伝えることができれば」自社が検討に入り、そして検討から購買へと、スイッチを切り替えさせることが出来るのか、あるべき形と現状の差分を理解し施策に押し込むために、このマーケティング視点が必要とされています。
住宅・不動産独自のマーケティング手法を理解する
従来、売り切り型のセールスを特徴として発展をしてきた住宅業界において、マーケティングの視点は消費者視点に立ち、選ばれる物件・会社になるための全般手法であるため、正確に理解することが難しいものがありました。そこで本格的にこの分野を理解するために、まず業界独自の構造の理解から入ります。不動産とはいかなる特徴を他の業界特性と比べ有しているのか、また購買検討者はどのような検討の道順を辿り、どこにいるのか、そういったフェーズ毎の動きを理解するためのベースを本講義ではお伝えします。これによって、どの検討者層をターゲットにするべきか、そして伝えるべき情報の軸、が形成されるようになります。
マーケティング視点で物件訴求の方法と、攻めるべきターゲットを絞る力を鍛える
物件の価値を上げるためには、マーケティングの視点が必要となります。まずその価値を構成する要素を分解し、物件のポジションと物件特有のユニークな特徴を重ねることによって、訴求点を作り出すことができます。これが、中古・リフォーム・賃貸までを含めると膨大な数に上る物件の中から、「なぜこの物件が良いのか?」「なぜこの物件でなければならないのか?」の訴求点を作りだすための基礎となります。しかし、物件の価値は人によって異なります。また、各社が置かれている状況によって、どのような領域の顧客をターゲットにすべきかも変わってきます。そこで、これら要素を一気通貫で理解し、次に売るべき物件の価値の高め方を、対象像を考える力によって高めます。
物件購入検討者は何を見て、どこで検討を進めているのか、を理解する
現在の住宅購入で、重要ではあるが対策を講じにくいものの1つに、購入検討者の動きを捉えることが難しくなっていることが挙げられます。つまり、どこに自社の情報を出せば、効果的に誘導を図ることができるのか、その方法論の構築が複雑化している状況があります。
ターゲットとなる年代や心理状況、家族構成、希望するエリアや勤務地によって条件が複雑に分岐するこの分野において、1つのメディアを抑えるだけでは十分とはいえません。しかしコロナ禍によって、自宅での物件検討を行う比重が高まった今、いかなる情報をどこに、どう出すかの道筋を決めることは、必須のテーマとなります。
そこで本講義では、デジタル上で辿る検討者の動きと、各フェーズに対応した情報の出し方、また複雑・多様化した動きに対応できる新たなプロモーション手法等を解説いたします。これによって、他社情報に埋もれない自社の得意パターンを作り出し、それを拡張する動きの始点とさせることができます。
時間 | 講義内容 |
第1部(90分) |
不動産業界の特徴とマーケティング戦略
他業界と比較した不動産マーケティングの特徴 ・他業界と不動産マーケティングの違いは? ・不動産業界の構造 不動産業界における「マーケティング」とは ・社会背景や経済動向によるニーズの変化 ・住まい=商品自体のマーケットポジション ・生活者=ライフステージ変化やニーズ 不動産購入におけるカスタマージャーニー ・不動産購入のカスタマージャーニー ・マーケティング視点で考えるメディア戦略 ・各メディアの役割と目的の設定 |
第2部(40分) |
コロナ禍で変化した不動産購入のマインド変化
・コロナで変化した市況感 主に新築物件(新築戸建て/分譲マンションを軸)の販売数の推移 住宅・不動産物件価格帯の推移 地域ごとの推移(大都市圏の都市部と郊外の対比) ・購買者の意識変化 ・マインドの変化から考える、「響く訴求点」と「響かない訴求点の違い」 ・住宅/不動産業界がマークすべき新指標 |
第3部(90分) |
不動産購入のためのデジタルマーケティング概論とその手法理解
・デジタルマーケティングとは? ~従来プロモーションとデジタルプロモーションのそもそもの違い~ ・購買者検討者が辿るデジタル上の接点 ・デジタルプロモーション手法の総整理 自社Webサイト ポータルサイト メールマガジン SNS運用 インターネット広告 その他の各種広告手法 コンテンツマーケティング ・オウンド/ベイド/アーンドのトリプルメディアをフル活用したプランニング手法 |
※講師・カリキュラム・講義時間は変更となる場合がございます。
佐々木 崇秀氏
読売広告社 データドリブンマーケティング局 都市生活マーケティングルーム ルーム長
シニアマーケティングディレクター/ワークショップデザイナー※青山学院大学教育履修証明プログラム修了認定
高橋 吉樹氏
株式会社 リブ・コンサルティング
住宅不動産事業本部
マネージャー
宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
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オンデマンド配信講座
開講日 |
2021年02月19日(金)~開講中
本講座は2021年2月19日(金)から受講開始の講座です。 ※視聴期間は申込日を含めた7日間(土・日含む)視聴 が可能となります。 ※視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。 ※視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。 |
定 員 | 無し |
開催場所 | 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となります。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。 該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 【レジュメについて】 講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます。 |
受講価格(税別) |
¥ 39,000 |