宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
※それぞれカリキュラム、講師情報などが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
オンデマンド配信
ライブ配信
会場移動なく、オフィスや在宅で、チャットを活用しながら双方向でのオンライン受講が可能です。
教室開催
万全の感染対策の整った会場において、対面で、講師による直接指導を受けることが可能です。
顧客ニーズの多様化やインターネット、デジタルコンテンツの普及によって、現代のマーケティングで扱うデータ量は膨大になり、データ分析力のさらなる改善と向上が求められるようになりました。
マーケティングでは、日々の経験のみに基づく根拠のないストーリーは通用しません。さまざまなデータを分析して「市場で今何が起きているのか?」「その原因は何か?」「今後どうなるのか?」という仮説を立て、適切な戦略を構築することが大切です。しかし、それを正しく行うには多くの場合、統計的な知識が必要になります。
そこで、この「データ分析力養成セミナー」では、統計的な知識がなくても問題解決の糸口を見つけられるデータ分析のノウハウをレクチャーします。
マーケティング戦略や企画を考える上で、データ分析が必要になるタイミングは、分析のプロでなくても日常的に訪れます。例えば、月間の売り上げや年間売上高の推移、他社ブランドとの比較、市場規模の調査・算出などは、データ分析が必要不可欠です。つまり、現代のビジネスパーソンにとってデータ分析力は身につけておくべき必須項目の一つになっているのです。
デジタルコンテンツの普及により、マーケティングに使用するデータの種類・量は昔に比べて飛躍的に増加しました。ソーシャルメディア上のやり取りはもちろん、サイトの閲覧履歴、クリック率、オンラインでの購入履歴などもマーケティング対象です。
また、スマートフォンに搭載されたGPSやBluetoothなどのさまざまなセンサーを利用して、位置情報、スマートフォン使用状況、移動状況なども分析されています。このように、マーケティング領域が複雑化している現代においては、タイムリーな提案を適切なチャネルを通じて行う必要があります。
特に近年はFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが普及することで、顧客同士が情報交換をする機会が増えてきました。企業の製品やサービスなどに対する顧客の声がソーシャルメディア上で拡散しやすく、顧客のロイヤリティを高めることが企業にとって重要な課題になっています。顧客ロイヤリティとは、顧客満足度よりもさらに企業と顧客の強い結びつきを示す言葉で、企業の製品やサービス、またはその企業自体に対する信頼度を表します。ソーシャルメディア上でやり取りされる情報は、企業にとって顧客のロイヤリティ分析を行うための重要な要素なのです。
この講座は、以下のような方におすすめです。特にマーケティングのデータ分析に関して課題のある方、関心の高い方に最適です。
また、スマートフォンに搭載されたGPSやBluetoothなどのさまざまなセンサーを利用して、位置情報、スマートフォン使用状況、移動状況なども分析されています。このように、マーケティング領域が複雑化している現代においては、タイムリーな提案を適切なチャネルを通じて行う必要があります。
●営業・マーケティング・販促関連部署の方やデザイナーの方
「これまでマーケティング調査に関わることがなかったが、新しくマーケティング担当になった」という方や、「あらためてマーケティングリサーチについて基礎から身につけたい」と考えている方におすすめです。正しくデータを読み取り、ビジネスに活かす力を身につけることで、企業戦略や企画に対して適切な意思決定や提案を行うことができます。
●統計学を学んだことがない方
統計学の基本的な知識がなくても、問題解決の方法を見つけることができます。データの収集や加工の仕方を学んで、それをわかりやすく表現できるようになりたい方、根拠のある戦略・提案を考えたいという方には打ってつけの講座です。
時間 | 講義内容 |
10:00〜12:30 |
データ分析きほんの“き”基礎知識習得と分析プロセス
・仮説力がすべて ・いきなり情報収集しない!価値あるデータの収集法 ・最もシンプルな定量データの分析法 ・データから何を見出すかがポイント! ・ケーススタディ ・マーケティングに役立つ7つの手法 |
13:30~15:30 |
データ分析から仮説を見出し戦略構築への展開方法を学ぶ
・仮説設定の具体的な進め方 ・特異点を見出し深掘りすることでインサイトを抽出する! ・ケーススタディ ・仮説から課題設定、戦略構築へ ・企画書をワンランクアップさせるグラフ作成法 |
15:50~17:50 |
マーケターのための分析手法の使い方
・マーケターにとっての分析 ・なぜ、分析をするのか? ・実務に役立つデータ分析(多変量解析) ・マーケティングに生きる、5つの分析手法の使い方 (クロス集計、クラスター分析、ロジスティック回帰分析、 アソシエーション分析、決定木分析) ・アフターコロナで求められる分析手法 |
蛭川 速氏
株式会社フォーカスマーケティング
代表取締役社長
大学卒業後、地方銀行を経てマーケティング専門のコンサルティング会社へ勤務。以来18年間、商品企画や販売促進などマーケティング支援を行う。2012年より現職。「マーケティングは仮説設定が全て」が信条。定量データから戦略仮説を見出す手法を考案。著書に「社内外に眠るデータをどう生かすか~データに意味を見出す着眼点~」(宣伝会議)「マーケティングに役立つ統計の読み方」「よくわかるExcelデータ分析入門」がある。
渋谷 直正氏
東日本旅客鉄道株式会社
MaaS・Suica推進本部 データマーケティング部門 担当部長
2002年に日本航空に入社。月間2億ページビューに上るJALホームページのログ解析や顧客情報分析を担当。航空券などのレコメンド施策の立案・企画・実施に当たる。顧客の閲覧傾向に応じてお薦めするコンテンツを使い分け、購入率をアップするなどの成果を上げている。2019年、株式会社デジタルガレージに転職、執行役員CDO(チーフデータオフィサー)として、デジタルガレージグループ内のデータ利活用を統括。2021年より現職、Suicaデータを中心としたJR東日本グループのデータ利活用、分析人材育成を担う。14年、日経情報ストラテジー誌による「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。統計解析や実務に役立つ分析手法に詳しく、連載等多数。
そもそもデータ分析とは、どのように行うのでしょうか?データ分析におけるステップやポイントをご紹介します。
まず、分析の目的を固めることが重要です。目的によって、分析の手法や必要とするデータの種類が異なりますので、「何のために分析をするのか?」「分析後のアウトプットはどのような形式のものか?」といったイメージを最初の段階で固めておきましょう。
特に近年はFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが普及することで、顧客同士が情報交換をする機会が増えてきました。企業の製品やサービスなどに対する顧客の声がソーシャルメディア上で拡散しやすく、顧客のロイヤリティを高めることが企業にとって重要な課題になっています。顧客ロイヤリティとは、顧客満足度よりもさらに企業と顧客の強い結びつきを示す言葉で、企業の製品やサービス、またはその企業自体に対する信頼度を表します。ソーシャルメディア上でやり取りされる情報は、企業にとって顧客のロイヤリティ分析を行うための重要な要素なのです。
次に、データの収集を行います。ただし、データの収集後すぐに分析に入るのではなく、データの背景や状況を確認する必要があります。その理由は、狙い通りのデータがすべて集まるというケースは少ないためです。そのデータの調査手法が「電話なのか、ネットなのか、路上調査なのか?」「調査の時期や時間帯はいつか?」「どのような名目で調査されたものか?」といったさまざまな背景を把握せずに分析を行うと、結果に大きなブレが出るおそれがあります。さらに、数値に異常を与える要因がないかチェックすることも重要です。そのような異常なデータの処理方法もデータの目的・種類によって決める必要があります。
次分析は全体の概要を把握することから始めます。まず、分析の手法に応じて、調査のテーマと結果を大枠で確認します。こうして全体の概要をつかむことで、データの背景や状況を再確認することができ、アウトプットのイメージを深めることに役立ちます。
その後、データの中の「差」に注目し、発生した「差」がどのような要因で生まれたのかを仮説を立てて検証していきます。この「仮説を立てる」作業が非常に重要で、データ分析は「仮説力」で決まるとも言えます。また、「バラバラに見えるデータ同士に関連性はないか?」「複数のデータ同士に比例、もしくは反比例の関係がないか?」といった予測を立てて分析する手法もよく使われます。
データ分析が終わったら、結果の解釈を行います。この場面では、総計の基礎への理解が求められます。平均値や相対度数(%)、標準偏差など統計で使われる基本的な値の意味、読み取り方法を理解しておきましょう。
その際、注意点があります。それは、統計的な結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、実務的な観点から本当にその結果に問題がないかを確認する必要があるということです。例えば、商品Aと商品Bを比較して、AよりBのほうが評価が高いという「差」が出た場合、それが実務ベースで考えても「差がある」と判断できるのかどうか検証を忘れずに行いましょう。
ライブ配信講座 12月
開講日 |
2023年12月15日(金)
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講義時間 | 10:00~17:50 |
開催場所 | オンラインで実施 |
受講価格 |
49,000円(税込 53,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | 【実施方法について】 本講義はオンライン配信にて実施をいたします。 インターネット回線が安定した環境下で、PCでご受講できる環境を ご用意ください。 教室での実施はございませんのでご注意ください。 【申込期限】 講義前日10:00までのお申込みとなります。 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となります。 【受講上のご案内】 ・講義はテレビ会議ツール(Zoom)での配信となります。 ・受講の方法については宣伝会議より前日までにメールにてご連絡をいたします。 【受講上のルール】 ・本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。 上記が確認された際は、弊社のサービスの利用停止と、法的措置をとらせていただく可能性があります。 【配布資料について】 当日の講義で使用するテキストはPDFでの送付となります。ご案内メールにてご確認ください。 ※一部投影のみの資料がありますので、予めご了承ください ![]() ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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