『宣伝会議』は1954年の創刊以来、企業の宣伝・広告、マーケティング・コミュニケーション領域の最新情報、優良事例、ニュースを毎月お届けしてまいりました。創刊当時、多くの宣伝・広告は経営者によって戦略が立案され、クリエイティブとして表現されていました。その後、宣伝機能を果たす宣伝部や広告会社が台頭し、宣伝・広告は経営者の意向に沿ったクリエイティブを作るようになりました。そして現在、広告好感度上位にあげられる企業は、再び企業のトップ自らがクリエイティブに関与しています。現在クリエイターには「企業課題をクリエイティブで解決する」という大前提に立ち返ることが必要とされています。
広告やキャンペーンといったプロモーションだけでなく、接客やプロダクト、ディスプレイ、建築物、経営方針など経営課題に切り込めることは、クリエイターとしての活躍領域を広げることにつながります。一方で広告会社だけでなくコンサルティング会社や総合商社なども、各々の領域からクライアントの課題に応えています。活動領域が増す中で、クリエイティブの表現だけではなく会社経営の上段から会話できる基礎力が、より一層クリエイターには求められています。このような背景を捉え「企業課題を解決するクリエイター養成講座」を開講します。第一線で活躍するクリエイターによる、クリエイターの新しい仕事領域を拡大するための講座です。
制作会社・広告会社・Web制作会社のクリエイター、クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナーなど。広告主企業の宣伝、マーケティング担当者、商品開発担当者など。
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日程 | 内容 | 講師 |
12/19 | 企業課題を解決するクリエイティブの考え方と、その実践のための全て
・対話の中で情報を整理し、課題の本質を抽出する(ワークショップ含) ・課題解決のプロセスの要点とコモディティ化 ・より深く、本質的に仮説を立てる ・経営者との対峙 ・企業課題とクリエイティブ ・広告コミュニケーションの枠を超えても変わらないプレゼン (ワークショップ含) ・クリエイティブとはつくる方法を見つけるための努力 ・これからのクリエイティブの在り方 ・質疑応答 |
白土 謙二氏 |
1/16 | 既存から新規を生む方法
・なぜ企業課題に向き合う必要が出てきたのか ・正攻法とオルタナティブ ・多分野の情報収集とストック ・情報の掛け合わせ ・判断基準の持ち方 ・新しいアイデアの生み方 ・課題と解決アイデアの結び方 ・新しいメンバーと新しいプロジェクトの進め方 ・解決策の見つけ方 ・関係者への説明をしていくポイント ・プランニングの再現性を高める ・質疑応答 |
倉成 英俊氏 |
1/30 | 自分と経営者の固定概念を捨て去る、右脳のコンサルになる方法
・社長の右脳のコンサルになる ・経営の片側はロマンでできている ・自身の領域を定めない ・固定概念を除去する ・方法の方法を知る(ワークショップ含) ・本質的課題を言語化する ・存在意義を再定義する ・均質化する世の中を面白くするための経営視点 ・質疑応答 |
国見 昭仁氏 |
2/13 | クライアントと共創する事業のクリエイティブディレクション
・事業開発とクリエイティブディレクション ・クライアントのビジネス戦略をサポートする ・クリエイティブという技術 ・クライアントの事業価値を社会に伝える ・事業クリエイティブという考え方 ・企業の課題にクリエイティブの発想はどう生かしていけるのか ・質疑応答 |
砥川 直大氏 |
2/27 | 課題解決から、可能性創造へ
・マーケティング(事業成長)とブランディング(価値創造)を、クリエイティビティで実現する ・自社のブランディングからマーケティングを横断して思考する ・クリエイティブワークの拡張 ・企業独自のクリエイティブを考える ・施策効果の最大化を狙う ・質疑応答 |
佐藤 夏生氏 |
白土 謙二氏
思考家(元・電通執行役員/特命顧問)
佐藤 夏生氏
EVERY DAY IS THE DAY
Creative Director/CEO
国見 昭仁氏
電通
エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター
砥川 直大氏
The Breakthrough Company GO
クリエイティブ・ディレクター
倉成 英俊氏
電通
電通Bチームリーダー
アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長