外部調査委による報告書を受け
NST新潟総合テレビが記者会見
NST新潟総合テレビは10月3日、国税局に約11億円の所得隠しを指摘された問題で、外部調査委員会の報告書を公表した。CM制作を装って架空の経費を計上し、広告会社側への商品券の贈答や海外旅行への招待など不適切な利益供与が行われていたと指摘した。
報告書によると、NSTは2011年頃から視聴率が低迷し、売上を得るために、東京支社営業部で2014年頃から広告会社の担当者に対して商品券贈答や海外旅行招待などの利益供与を行うようになった。社会通念上、適正な事業活動を逸脱するものだったが当時の経営陣も承認していたとしている。2017年に税務調査が入ったことで、こうした活動はできなくなったが、同社...
