プレゼンの成功確率を高める4つの「あわせ」とは?

公開日:2025年8月06日

  • 鈴木大輔氏(FACT)

近年、プレゼンの現場において、プレゼンターと聴衆の間で「ずれ」が生じることが多くなっているという。「伝えたい内容」も「求められる内容」も一致しているはずなのに、「ずれ」てしまうことに気が付けないのはなぜなのか。どうすれば相手の求めるプレゼンを「ずれ」なく提供し、受け入れてもらえるようになるのか。FACTの鈴木大輔氏が、「ずれ」を修正するために必要な4つの要素について解説する。

当日ではもう遅い!本題に入る前の「あわせ」

私は2006年に広告会社に入社して以来、これまでにおそらく100件以上の競合プレゼンをしてきたと思う。しかし近年、プレゼンをする側と受ける側との間で「ずれ」が頻発するようになってきているのではないかと感じている。その理由のひとつが、企業内の人材の流動性や多様性が高まっていること。異なるバックグラウンドや価値観を持つ人材が同じ職場やプロジェクトで協働する機会が増えたことで、「ずれ」が生じやすくなったと考える。

当然ながら、どんなに素晴らしいプレゼンをしたところで、「ずれ」が解消されない限り、いつまでも議論は噛み合わず、提案が通るわけはない。だからこそ、プレゼンの本題に入る...

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