対面接客を核に「中の人」を育てる オーマイグラスの組織的インフルエンサー運用

公開日:2026年9月01日

  • 渡邊洋輔氏(オーマイグラス)

スタッフの個性を活かした「インフルエンサー・スタッフ制度」を運用するオーマイグラス。同社が重視するのは、SNS上の発信力だけではない。店頭で顧客と向き合い、メガネを提案できる販売スタッフであることを前提に、発信をひとつの職能として位置付けている。取締役CMOの渡邊洋輔氏に、制度の狙いと、特定の個人に依存しない組織づくりについて聞いた。

購買体験の転換から対面接客を重視

メガネは買い替えサイクルが2~3年と長く、洋服などに比べるとトレンドの変化も緩やかだ。短期的なバズや流行への便乗だけでは、継続的な成果につなげにくい商材と言える。

2011年の創業当初、オーマイグラスはオンラインを中心に事業を展開していた。その後、「良いメガネを選んでもらうには、商品の機能性だけでなく購買時点の体験も重要」との認識を持つに至り、オンラインから実店舗での対面接客に軸足を移してきた。現在、店舗で提供する「顔型診断」や「パーソナルカラー診断」も、診断結果から特定の商品を機械的に勧めるものではない。顧客が自分に似合うメガネを知り、スタッフとの対話を通じて選択肢を探るためのきっかけと位置付けている。

「オンラ...

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