「うすーくてちーちゃい」に懸けた 堂本剛と昭和産業が挑んだ共同開発

公開日:2026年9月01日

  • 中西隆将氏(昭和産業)

創立90周年を迎えた昭和産業は2026年3月、“ホットケーキ愛好家”としても知られるアーティスト・堂本剛氏と共同開発した『俺が好きなうすーくてちーちゃいやつ。ホットケーキミックス』を発売。オファーから始動まで約1年を要した対話を経て、コンセプトや配合開発まで深く関与してもらう異例の共創体制を構築。発売前のSNSティザー投稿だけで600万インプレッションを記録するなど、大きな反響を呼んだ。

高い技術力を伝えるため「ブランドとの親和性」を最優先

昭和産業は2026年3月、アーティスト・堂本剛氏と共同開発した『俺が好きなうすーくてちーちゃいやつ。ホットケーキミックス』を発売。特設サイトでのレシピ提案やテレビCMの放映を行った。

「昭和産業という企業の認知を高め、当社の技術力や開発力を一般の方々にも広く伝えたいという思いが、プロジェクトの大きなテーマとしてありました」と、セールスプランニング部次長兼マーケティンググループリーダーの中西隆将氏は振り返る。

もうひとつの課題が、人口減少で先細りが懸念されるプレミックス市場に新たな需要をつくることだった。そこで中西氏らが考えたのが、広告で技術力を説明するのではなく、...

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

インフルエンサーマーケティング 生活者とつながる共感の設計

インフルエンサーマーケティングは、もはや定着したコミュニケーション手段となりました。しかし、生成AIの普及や情報の氾濫に伴い、単なる拡散(リーチ)ではなく、発信者自身の体験や価値観に根ざしたオーセンティック(真正性)なコミュニケーションと、それを通じた強固な信頼関係の構築が求められるようになっています。本特集では、「人がメディアになる時代」におけるインフルエンサーマーケティングを、単なるSNS施策を超えた「ブランドと生活者の信頼・共感を紡ぐ戦略」として再考。最新の信頼意識調査や消費者行動の分析に加え、アーティストとの対等な商品共創、社員インフルエンサーの組織的活用、コミュニティ醸成、バーチャルヒューマンによる一貫した世界観の構築など、最前線の事例をひも解きます。

MEET US ON