創立90周年を迎えた昭和産業は2026年3月、“ホットケーキ愛好家”としても知られるアーティスト・堂本剛氏と共同開発した『俺が好きなうすーくてちーちゃいやつ。ホットケーキミックス』を発売。オファーから始動まで約1年を要した対話を経て、コンセプトや配合開発まで深く関与してもらう異例の共創体制を構築。発売前のSNSティザー投稿だけで600万インプレッションを記録するなど、大きな反響を呼んだ。
高い技術力を伝えるため「ブランドとの親和性」を最優先
昭和産業は2026年3月、アーティスト・堂本剛氏と共同開発した『俺が好きなうすーくてちーちゃいやつ。ホットケーキミックス』を発売。特設サイトでのレシピ提案やテレビCMの放映を行った。
「昭和産業という企業の認知を高め、当社の技術力や開発力を一般の方々にも広く伝えたいという思いが、プロジェクトの大きなテーマとしてありました」と、セールスプランニング部次長兼マーケティンググループリーダーの中西隆将氏は振り返る。
もうひとつの課題が、人口減少で先細りが懸念されるプレミックス市場に新たな需要をつくることだった。そこで中西氏らが考えたのが、広告で技術力を説明するのではなく、...


