外に出ることで気づかされる新たな生き方や文化
ふいに居ても立ってもいられずに旅に出たくなることがある。春ともなればなおさらだ。不満はないけれど、どこかへ行きたくなる。そんなことってありませんか?ちょっとした〈失踪〉願望である。
『どうせ世界は終わるけど』(小学館)という魅力的なタイトルの本がある。2025年に映画も大ヒットした『#真相をお話しします』(新潮社)の著者、結城真一郎さんの連作短編集である。「100年後に小惑星が衝突して地球が滅亡する」ことが分かってしまった世界で人々はどう生きるか、というのがテーマである。「100年後」というのが...

