「切り取り」が生む波及性と情報の受け手に必要な「リテラシー」
暑い。暑すぎる「梅雨明け十日」というが本当に暑い毎日だ。そういった暑さの中で米国との関税交渉が決着した。半年間の交渉を経て、結局は「大統領の気持ち次第なのか?」といった感も拭えなくはないが、外交を通じて一定の答えを出せたのは、両国の縁の下の力持ちの方々の理解や活躍があったのではなかろうか。
とはいえ、参議院議員選挙の結果を見ると、国内与党を中心とした政局運営は難しくなりそうだ。投票率も上がり、民意が反映された結果と言うことだが、新政党の躍進などはSNSの波及効果も大きかったと思われる。「切り取り」を活用し、発言者の意図を曲げて伝えることでユーザー数やPVを稼ぐ投稿者もSNS上に見られ、それらを見る有権者側にも意図を見抜くリテラシーが...
