分断された視聴者を統合し、成果へつなぐ「トータルビデオ時代」のマーケティング

公開日:2025年12月02日

  • マイケル・ビークロフト氏(WPPメディア・ジャパン)

テレビ、CTV、スマートフォンなど、視聴者の行動は多様化し、その視線は複数のスクリーンへと分散している。こうした環境変化を背景に、米国では「トータルビデオ時代」という新たな局面を迎えた。この「トータルビデオ時代」をWPPメディア・ジャパンのマイケル・ビークロフト氏が解説する。

それぞれのチャネルをエコシステムとして捉える

「トータルビデオ戦略」とは、従来型のテレビ放送、CTV、デジタルビデオを個別の媒体としてではなく単一のエコシステムとして捉え、横断的に広告戦略を立案・実行する考え方です。特にCTVの成長は著しく、広告主はあらゆるスクリーンを横断した包括的な計画と測定を通じて、ブランドコミュニケーションのあり方を根本から再構築し始めています。本稿では米国の最新動向を解説し、日本の動画マーケティングが次に進むべき道筋を探ります。

日米における動画市場の現在地と課題

視聴の断片化は、日米共通の課題です。ストリーミングサービスの普及により、視聴者は複数のスクリーン間を絶えず行き来しています。このような流動的な視聴者を捉え、一貫した...

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

マルチデバイス時代の統合型動画マーケティング

テレビとデジタルのみならず、動画というコンテンツフォーマットを活用した生活者接点は格段に増えています。テレビにPC、タブレットにスマホ、さらにはDOOHと動画に接することができるデバイスの種類も増えました。近年、「テレデジ」の投資配分の最適化が重視されてきましたが、メディアもデバイスも多様化する時代においては、「テレデジ」という大きなくくりにとどまらず、動画というコンテンツフォーマットを基点とした、統合的なマーケティング・コミュニケーション設計が求められていると言えます。本特集では、広がる動画メディアとデバイスの今や活用トレンドを紹介しつつ、統合的な動画マーケティングの実践について、企業事例をもとに解説していきます。

MEET US ON