伝統芸能と新たな顧客をつなぐポップカルチャーの役割
2025年6月に公開された映画『国宝』が邦画実写作品の興収記録を22年ぶりに更新するとのことだ。歌舞伎の世界を描いた映画で、映画に感銘を受けた観客の中には実際の歌舞伎を観に劇場まで足を運んでいる人もいるという。
映画をポップカルチャーの器として捉えるならば、こうした現象は、ポップカルチャーが伝統芸能と新たな顧客とをつなぐことに寄与したものと解釈できる。
伝統芸能では、その本質をより楽しむために、ある程度の知識を事前に持ち合わせていた方が良い。
能の世界に携わる...

