AI時代に進む、高度なデジマ機能の内製化 ディップのインハウス組織はどう変わった?

公開日:2026年2月27日

  • 谷田 脩一郎氏(ディップ)

広告運用の自動化が加速する中、求人媒体「バイトル」などを運営するディップのマーケティング部門は、独自のインハウス体制を築き上げている。自動化によって「人間の仕事」はどう変化し、これからのマーケターには何が求められるのか。管理画面上の数字調整に留まらない、事業と直結したマーケティング組織の在り方と、次世代の育成方針について話を聞いた。

7割は今も外注体制
アルゴリズムに対する理解が肝

ディップのマーケティング本部は現在約80名規模の体制で運用されており、組織構成は大きく2つの役割に分かれている。

約30名は、テレビCMや駅の看板広告、YouTube、TikTokといったメディアを通じて、ブランドの「認知率向上」をKPIとするチーム。そして、谷田氏が率いる残りの約50名の「プラットフォームマーケティング統括部」が、リスティング広告やSNS広告などを通じた応募・登録の獲得といったダイレクトマーケティング領域を担っている。

プラットフォームマーケティング統括部では、広告運用のほか、メルマガやLINE公式などCRM領域、またバイトル以外の人材事業のマーケティングなどを担当する。運用のうち2~3割をインハウス化することで、市場の変動に即応できる体制を整えている。

一方で、残りの約7割は外部...

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AIで内製化が進む時代「デジタルマーケター」の職能と役割を再定義する

生成AIの普及は、マーケティングの実務を変えるばかりか、生活者の購買行動・情報収集・意思決定の構造そのものを変えつつあります。AIが情報収集の入口となり、さらに運用型広告は、プランニングから入札・クリエイティブ最適化まで自動化が進み、担当者には媒体運用よりも、データ設計・学習環境・評価指標の統治が求められます。こうした環境変化の中で、デジタルマーケターの役割は「運用者」から「AIと事業を接続する編集者/設計者」へ。AI時代に成果を出すための新しい職能定義と、インハウスチームの最新像を考えます。

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