広告運用の自動化が加速する中、求人媒体「バイトル」などを運営するディップのマーケティング部門は、独自のインハウス体制を築き上げている。自動化によって「人間の仕事」はどう変化し、これからのマーケターには何が求められるのか。管理画面上の数字調整に留まらない、事業と直結したマーケティング組織の在り方と、次世代の育成方針について話を聞いた。
7割は今も外注体制
アルゴリズムに対する理解が肝
ディップのマーケティング本部は現在約80名規模の体制で運用されており、組織構成は大きく2つの役割に分かれている。
約30名は、テレビCMや駅の看板広告、YouTube、TikTokといったメディアを通じて、ブランドの「認知率向上」をKPIとするチーム。そして、谷田氏が率いる残りの約50名の「プラットフォームマーケティング統括部」が、リスティング広告やSNS広告などを通じた応募・登録の獲得といったダイレクトマーケティング領域を担っている。
プラットフォームマーケティング統括部では、広告運用のほか、メルマガやLINE公式などCRM領域、またバイトル以外の人材事業のマーケティングなどを担当する。運用のうち2~3割をインハウス化することで、市場の変動に即応できる体制を整えている。
一方で、残りの約7割は外部...


