社員の記憶が、企業の言葉になる キッコーマン「おいしい記憶」の循環

公開日:2026年9月14日

  • 黒木良平氏、天坊智子氏(キッコーマン)

キッコーマンは、食にまつわる一人ひとりの体験を「おいしい記憶」として集め、コンテンツへと展開してきた。現在は社外から集まった記憶を発信するだけでなく、社員自身の記憶を企業の資産として共有する取り組みにも力を入れる。社内外を行き来しながら、コーポレートスローガンを自分ごとに変えていく同社のコミュニケーションについて、同社 経営企画室 コーポレートブランド担当部長の黒木良平氏と、コーポレートブランドサイト「おいしい記憶」編集長の天坊智子氏に話を聞いた。

20年以上続く活動をコンテンツとして循環させる

「おいしい記憶をつくりたい。」をコーポレートスローガンに掲げるキッコーマン。この起点は2005年に発表した「食育宣言」にある。食を通じて心や体、社会を豊かにしたいという考えを表す言葉として生まれ、2008年にコーポレートスローガンに昇格した。以来、同社は食にまつわるエッセー・作文コンテストやテレビ番組、新聞広告、Web動画などを展開。2024年12月には全面リニューアルしたコーポレートブランドサイト「おいしい記憶」を公開した。動画、画像、読み物、音声番組など、6ジャンル21のコンテンツ群に800を超えるコンテンツを集約している(2026年8月時点)。

同社のコンテンツの特徴は、多岐にわたる企画を一度きりで終わらせず、異なる...

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア