戦後の日本の復興とともに歩み、「印刷」と「放送」という情報インフラを支えてきたTOPPANホールディングスと日本テレビ放送網。時代の変化とともに事業領域を拡大し、「文化の創造」を共通の軸に、新たな価値を創出すべく進化を続けています。ウェルネス事業で生活者との接点を広げる日テレと、「突破力」を掲げて社会的価値創造企業への転換を図るTOPPAN。成熟産業におけるブランド変革の最前線について聞きました。
日本テレビ放送網
編成戦略・ウェルネス事業担当
取締役執行役員
ティップネス
取締役会長
岡部智洋 氏
1989年日本テレビ入社後、箱根駅伝総合演出、サッカー中継プロデューサーなどを歴任。巨人軍広報部出向などを経て2015年ティップネス出向。2023年ティップネス代表取締役社長就任。2025年6月より現職。
TOPPANホールディングス
広報本部宣伝部長
佐藤圭一 氏
広告会社の営業職を経て、2006年に凸版印刷入社。以来、ブランドコンサルティング部門にて様々な企業のブランディングを支援。2017年から本社広報部門に異動し、2021年より現職。TOPPANのリブランディングを推進。
戦後日本の文化づくりを支えた「印刷」と「放送」業界のいま
―両社とも、戦後日本の復興を支えてきた情報インフラ産業であるという共通点があります。メディア環境が激変したいま、それぞれの産業の変遷と現在地についてお聞かせください。
岡部:日本テレビは1953年に民放初のテレビ局として開局しましたが、当初はテレビの普及率が低く、広告事業のスタートが難しかったと聞いています。そこで社訓でもある、創意工夫の結果、生まれたのが「街頭テレビ」でした。「テレビの前にはこれだけ人が集まる」ということをリアルに見てもらうことで、広告主にテレビの価値を伝えようとした。時代を超えても、人を集めるコンテンツ力が私たちの強みで...
