1990年代からSNSが普及した現代まで、プレゼントキャンペーンの役割は大きく変化した。かつては一過性の売上向上が主目的であったが、現在は顧客との中長期的な関係構築やブランド体験の提供が重視されている。デジタル化が進む中で、企業はいかにして「ファン」をつくり、選ばれる存在であり続けるのか。日本プロモーショナル・マーケティング協会(JPM)に属する専門家2名に、プレゼントキャンペーンの歴史と未来を聞いた。
次第に溶けていくブランディングと販促の境界
スマートフォンの普及や消費行動の多様化により、現代のマーケティング環境、はかつてないほどの複雑さを見せている。商品や情報が溢れる中で、企業はいかにして消費者に選ばれ、そしてつながり続けるのか。いま、その重要な接点として、人の行動を喚起するプレゼントキャンペーンの可能性が広がっている。
JPMプロモーショナル・マーケティングアワード委員会の委員長を務め、1990年代から長きにわたり数々の販促施策に携わってきた大久保重伸氏と、現在も現場の最前線でキャンペーンの企画立案を行う同委員会委員の管野琢也氏は、プロモー...

