AIが生活者に寄り添う時代 マーケター、クリエイターはどう変化すべき?

公開日:2026年4月06日

  • 佐渡島庸平氏(コルク)、佐藤尚之氏(ファンベースカンパニー)

日常の多くの場面でAIが情報整理や選択肢の提示を担うようになる中で、生活者の購買行動はどのように変化していくのでしょうか。それに伴い、マーケターやクリエイターは、こうした状況に対していかに向き合っていけば良いのでしょうか。

AIは生活者の相棒に 選ばれるブランドの生存戦略

―まず、AIとの向き合い方についてお聞かせください。最近どんな活用をしていますか。

佐渡島:いまハマっているのは、AIに料理のメニューを提案してもらうこと。昔から料理は好きだったのですが、自分でつくると、どうしても同じような食材を使った同じようなメニューになりがちです。そこでAIにメニューを相談することにしたのです。

そもそも最近は、外食ではなく自宅にお客さまを招いて、食事会を開くことが増えていました。招待する方に合わせたメニュー構成をAIに相談するのですが、例えばクリエイティブディレクターの水野学さんを招いた際は、“新しい定番”を提案するブランドを運営する方なので、定番イタリアンを進化させることにしました。トマトスープを一晩かけて透明にしたり、自分だけでは思いつかないメニューをAIは提示してきました。招く方の人生の歴史に合わせて、メニューを考えるのも面白いですね。さらにつくった料理は撮影して「どの店のいくらのコースだと思うか」をAIに聞いて、評価してもらっています。テーブルコーディネートもアップデートしながら楽しんでいます。

佐藤:AIの普及は、仕事の効率化や合理化の話になりがちですが、佐渡島さんがプライベートの話をされたように、生活者がAIでどう変わるのかを見ていくことが一番大事だと考えています。AIが生活者の相棒となったとき、マーケティングやクリエイティブはどう変...

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