自国優先やSNSのパーソナライズ化が進む今、自分と異なる価値観を排除する「閉鎖的な信頼意識(Insular Trust Mindset)」が世界的に急増し、日本では約9割にのぼるという。情報が溢れ返る時代に生活者は「誰」を信じ、何を基準に購買を決定するのか。エデルマンの最新調査を基に、これからのブランドコミュニケーションの解を紐解く。
企業が目指すべきは「信頼の仲介者」
―最新の調査「2026 Edelman Trust Barometer Special Report」についてのポイントは。
郡:トラストバロメーターの潮流を振り返ると、2023年の「分断(Polarization)」、2025年の「不満と憤り(Grievance)」を経て、今年は「閉鎖性(Insularity)」という新たな段階に入りました。インフレや誤情報への不安から自衛のために人々が閉じこもり、さらにSNSのアルゴリズムも影響し、自分の興味や価値観が近い、ごく狭い領域しか見なくなっています。
今回の調査では、自分と異なる価値観や背景を持つ人を信頼しない・ためらう「閉鎖的な信頼意識(Insular Trust Mindset)」を持つ人が...


