AIによる要約や助言が一般化することで、従来の検索エンジンを経由した情報探索の構造は変化し、潜在顧客との接点として機能してきたオウンドメディアの役割も再定義が迫られている。企業の情報公開のあり方や、信頼性ある情報源としての存在価値をいかに高めるかが問われる時代に求められる戦術とは何か。生成AIの台頭と検索行動の変化がもたらす影響について、電通デジタルエクスペリエンス&コマース第1部門オウンドメディア第2事業部SEOグループの稲垣昌輝氏が解説する。
GPTの利用者は前年比で4倍 生成AIの台頭と検索行動の変化
昨今、生成AIを活用した検索サービスの利用者数は、世界的に増加傾向にあります。2025年7月時点で、Googleの「AI Overviews」は月間20億ユーザーに達し、日本語にも対応した「AIモード」は米国とインドで月間1億ユーザーを超えています。さらに、ChatGPTの週間アクティブユーザー数は、2025年3月末時点の5億人から4カ月で2億人増加し、現在では7億人を超え、世界の成人人口の約10%に達したと報告されています(前年比では約4倍の成長)。
このように、情報収集のあり方を根本から変えつつある生成AIは、オウンドメディア戦略にどのような影響を及ぼすのでしょうか。最新のデータを読み解きながら、その影...


