検索画面でのAI要約やAIチャットによるレコメンドが普及し、企業サイトが直接訪問されない「ゼロクリック時代」が迫るなか、湖池屋は2026年2月にファンコミュニティ「湖池屋GOGO!ランド」を開設した。生活者と直接つながり「情緒的価値」を育むことで、いかにして店頭の指名買いを生み出すのか。コミュニティを運営する湖池屋広報部の堀﨑知穂氏と村上愛理氏に話を聞いた。
ゼロクリック検索時代 直接接点の重要性とは?
「湖池屋ポテトチップス」「カラムーチョ」など、誰もが知るロングセラーブランドを多数抱える湖池屋。しかし同社は一方で、「顧客接点の希薄化」に対する危機感を抱いていた。
「AIが浸透し、『ゼロクリック時代』に突入し、従来の検索流入に依存したWebマーケティングだけではサイトへの流入数が減少してしまうという課題に直面していました。メーカーがリーチできない場所でAIによる商品レコメンドが進めば、生活者が店頭で迷うプロセス自体がなくなり、AIに選ばれないブランドは市場から消滅するリスクすらあります。第一想起を獲得し続けるため、自社で顧客と直接つながる基盤の確立が急務でした」...


