方言を使った表現と標準語の表現 心理的背景の違いとは
街角で方言が使われることが、20世紀後期から多くなった。方言は、地域性の最後の砦になった。方言は、人寄せとして、訴求力がある。
観光地などでは、歓迎を表す方言が見られる。山口県の「おいでませ」や京都府・大阪府の「おいでやす」「おこしやす」が代表である。標準語の表現に比べて、インパクトがある。方言復権と言いたいが、古風な方言の復活・廃物利用であることが多く、実際に口頭で使われることはまれである。
宮崎県小林市では、2015年のテレビCMでフランス人によるフランス語風の方言で住みやすさを伝え、新鮮な印象を与えた。移住促進の...

