UGCの存在感が増すなかで、企業がどれだけ「完成度の高い」コンテンツを出しても、人々の共感が生まれるとは限らない時代になっている。そんな環境でのコンテンツ発信のカギは、人々が自分の言葉で語りたくなる“参加の余白”を設計できるかどうかだ。富士通でインナーブランド体験づくりに取り組む廣木健志氏に、共感が溢れ出る状態のつくり方について話を聞いた。
100点を目指さない 参加の余白を残す設計を重視
ー廣木さんの現在の業務内容について教えてください。
コーポレートブランドのコミュニケーション戦略を策定し、周年施策などの実装まで行っています。Z世代中心の富士通の新たな認知形成にも取り組んでおり、Z世代とのプロジェクト「Fujitsu Gen Z Community」を組成。社員にインタビューし、富士通の裏側を伝えるソーシャルメディア「富士通のサブチャンネル」の企画・運用など、若手の視点を起点にしたブランド体験を設計しています。
UGCを生み出すのは、コンシューマー向け企業であればユーザーや生活者だと思います。BtoBが主軸の富士通の周辺にも、もちろんユーザーはいるのですが、今回は、UGCの主体となる“ユーザー”を、“社員=当事者”と読み替えてお話ししたいと思います。社員が自分の言葉でブランドを語り、その熱量が社外に溢れ出ていく状態をつくる、という意味でのUGC...


