変化する時代に合わせたブランドポートフォリオを考える

公開日:2025年9月10日

    2014年11月に発足し、活動も11年目を迎えた「CMO X」は、39回目となる研究会を2025年7月に開催した。今回はシック・ジャパン、ソニーフィナンシャルグループ、BAKE INC.、リップスのマーケティングをリードする4名が参加した。

    写真左から、ソニーフィナンシャルグループ 執行役員 ブランド戦略・広報部担当 中路宏志氏、リップス 取締役 商品事業部長 長島幹孟氏、BAKE INC. 第1ブランド戦略部部長 後藤理絵氏、シック・ジャパンマーケティング 本部長 疋田智彦氏。

    代理購買にギフト需要 ユニークなカスタマージャーニー

    日本を代表するブランドをリードするCMOが集まるコミュニティである「CMO X」。宣伝会議では39回目となる「CMO X」の研究会を2025年7月10日に開催した。今回はシック・ジャパン、ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG)、BAKE INC.、リップスの4社のマーケターが集まり、自社のUSPやカスタマージャーニーを共有しながら、マーケティング課題について議論した。

    研究会は、まず各社が考えるカスタマージャーニーと自社ブランドのUSPの発表からスタート。シック・ジャパンの疋田氏は、3年前から同社が行う「ビューティグルーミングカンパニー」に向けた事業変革について発表があった。シックと聞いてイメージする、シェービングのブランドからビューティグルーミングカンパニーとしてパーパスやビジョンを再策定し、その実現に向け、ブランドのポートフォリオの見直しも行っているという。

    マーケティング活動においては、若年層との接点づくりが課題。特に10代は親が商品を購入する代理購買者が多いため、施策にお...

    この先の内容は...

    宣伝会議』 定期購読者限定です

    ログインすると、定期購読しているメディアの

    すべての記事が読み放題となります。

    購読

    1誌

    あたり 約

    3,000

    記事が読み放題!

    この記事をシェア