システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

時代を拓く45社のブランド構想

デジタル空間における「宅急便」ブランドの存在感を高める


img01

LINEのトーク画面上で、配達日時・場所の変更や、集荷・再配達依頼ができる。会話AIの機能は、今後も拡充していく考えだ。

2014年に提供を開始したLINEの法人向けソリューション「LINEビジネスコネクト」をいち早く導入し、これを活用した新サービスをスタートさせたヤマト運輸。

これまでも、顧客にとっての利便性向上に努めてきた同社は今、デジタル時代の顧客行動に合わせたサービス開発・改善を通じて、デジタル空間における「宅急便」ブランドの存在感の強化を目指している。

「どこよりも早く導入」が 宣伝効果につながる時代

LINEに搭載された各種機能を提供する法人向けソリューション「LINEビジネスコネクト」。ヤマト運輸がこれを活用した新たなサービスをスタートさせたのは、2016年1月のことだ。

ユーザーはおなじみのLINEのインターフェース上で、荷物の問い合わせや、受け取り場所・日時の変更、再配達依頼などを、より手軽に行うことができるようになった。

荷物の発送・受け取りを便利にするサービスは、これまでも個人会員向けサービス「クロネコメンバーズ」で提供してきた。2007年にスタートした同サービスは、2016年12月現在で会員数1500万人を超え、ユーザーにはよく知られた存在だ。しかし、サービスをより多くの人に認知・利用してもらうためには、顧客との新しい接点をつくる必要があると考えた。

「人々のコミュニケーション手段が、メールからLINEをはじめとするメッセンジャーサービスへと移行している状況を踏まえ、LINEの導入を決めました。お客さまの利便性を向上するサービスを数多く提供してきましたが、知らない方・利用していない方もまだまだ多い。より多くの方に利用いただくためには、多くの方が利用しているLINEに、我々のほうから近づく必要があると考えました」と、営業推進部の荒川菜津美氏はLINEでのサービス開始に至った経緯を話す。

ユーザーは、ヤマト運輸の公式LINEアカウントを友だち登録し、「クロネコメンバーズ」の会員ID「クロネコID」を連携させることで、LINEでのサービスを無料で利用できる。

具体的には、トーク画面上で「お届け予定メッセージ」「ご不在連絡メッセージ」を受信することはもちろん、配達日時・場所の変更や、集荷・再配達依頼も行うことができる。送り状を作成し、ヤマト運輸の直営店で印字することもできる。荷物の問い合わせは、クロネコIDを連携しなくても利用が可能で、LINEのトーク画面に送り状番号を入力すれば、会話をするようなUIで荷物のお届け状況を知ることが ...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

時代を拓く45社のブランド構想

本特集では消費者と最前線で向き合う、新しい役割を担う、新時代のマーケターの皆さんに登場いただきました。その所属は必ずしも宣伝部、マーケティング部に限りません。 魅力的なブランド体験創出に挑む、注目の企業人の皆さんの取り組みと、未来に向けた構想を聞きます。

記事一覧

MEET US ON