コロナ禍では、自分やその周りの環境を見つめなおし、「変わりたい」「変えなくては」という意識が生まれた。なかでも、睡眠や食は生活の根幹を形づくるもの。ウェルビーイング事業を展開する「TWO」を設立した、CEOの東義和氏が解説する。
Q1 2021年の消費傾向の特徴をどう捉えていますか?
ヘルスケア市場全体においては、コロナが非常に大きな影響を与えました。「コロナ太り」という言葉が流行したように、新たにこの期間にダイエットを始めたり、または自宅で過ごす時間を有効に活用しようと、自宅でできるオンラインフィットネス、自身の健康状態を可視化するデバイスが進化したり、DXが一気に進みました。世界では自宅でスタジオさながらのレッスンを受けることができるオンラインフィットネス事業を展開するPelotonや、lululemonが5億ドルで買収したMirrorが大ヒットしました。
食の分野でも大きな変化がありました。中食・内食需要が拡大し、運動が制限される中、低糖質弁当、低アルコール飲料、野菜がとれるミールキットなど、ヘルシー志向の食の需要が高まったのです。我々が「2foods」で展開しているプラントベースフード産業も、代替肉に留まらず、ミルク、シーフードといった様々なカテゴリーのプロダクトが登場し、世界的に注目を浴びました。
Q2 コロナ禍前と変化したと思うことは?
健康に...