AIペルソナを活用した調査手法は、従来の顧客層とは異なるターゲットのインサイト収集に効果的だ。Microsoft CopilotやChatGPTを駆使して業務効率化を進めるとともに、社内データの整備と活用方法の標準化を目指すアサヒビールの木添博仁氏に、話を聞いた。

アサヒビール
イノベーション戦略部
副課長
木添博仁氏
ビールの発酵技術開発と蒸留酒の開発に従事後、現部署に異動。生成AI等を用いたR&Dの業務改善及び環境に関連する技術開発企画及び、新規事業開発に従事。
生成AIはどんな存在?
とても頭のいい同僚。
「部下」という関係だと、望ましい結果が出なかったときに「この人に仕事を振らない方がいいな」という判断になってしまう。「同僚」なのでものすごく期待値が高いわけではなく、「自分の伝え方も悪かったかな」と思えるような関係性がちょうどいいと感じています。
生成AIの活用を点から線へ 業務に組み込む仕組みづくり
私たちがよく活用しているのは、AIペルソナを活用した調査です。既存のお客さまを対象にした調査は、さまざまな方法で進めることが可能ですし、マーケターや開発担当者もある程度の知見を…