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消費者心理を捉える、「値付け」の科学 価格戦略とマーケティング

カギはターゲットごとに細分化した価格設定 競合の価格をチェックし、常にリーズナブルに

  • 田中 恵氏(コシダカホールディングス)

1990年の初出店から33年、コロナ禍における出店戦略の成功もあり、カラオケ業界において店舗数と売上高の大幅な伸長を続ける「カラオケまねきねこ」。今や、全国で出店していないのはわずかに数県だけ。店舗によって料金が異なるという、カラオケ業界の価格設定とは?同カラオケチェーンを運営するコシダカホールディングス 執行役員・経営企画室長の田中恵氏に話を聞いた。

ラーメン店からカラオケ店へ 居抜き出店で大幅成長

「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングスがその前身となるカラオケ店「オイコット」を出店したのは、1990年8月のこと。その3年後にブランド名を現在の「まねきねこ」に変更した。現在の名前となってからは、郊外のロードサイド店舗の居抜きを主体に出店を進めてきた。いまでは、都市部にも建築出店を進め、総店舗数は640店にもおよぶ。

同社がカラオケチェーンのブランド展開を始めた経緯について、コシダカホールディングス 経営企画室長の田中恵氏は、次のように説明する。「『カラオケまねきねこ』の発祥は、実は現社長のお父さんが…

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消費者心理を捉える、「値付け」の科学 価格戦略とマーケティング

原材料価格の高騰を企業努力で吸収しえなくなった2023年、日用品の値上げが相次ぎ、消費者の節約意識がさらに高まったと言われています。これまで、安さを維持することが正義のように捉えられvることもあり、値上げに踏み切れない企業が多かったなかで、大きな変化と言えそうです。値上げラッシュの2023年を通じて、企業が改めてマーケティング戦略におけるプライシング戦略の重要性を理解することになったのではないでしょうか。今回は、ヒット商品や店舗などの事例も交えながら、現代消費者に支持される「値ごろ感」を明らかにするとともに、戦略的なプライシング戦略のあり方を考えます。

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