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Marketing is cosmos. 拡張を続けるマーケティングの現在地

顧客に〈人間〉として出会う マーケティングをひらく「人類学的」な視点

  • 水上 優氏(メッシュワーク)

市場の成熟と価値観の多様化が進む今、従来の一方的なマーケティングコミュニケーションだけでは不十分。顧客を真に理解するためには、データ収集だけでなく、適切な解釈や顧客とのエンゲージメント強化など、総合的なアプローチが求められている。そうした中で人類学者の水上優氏は、人類学的アプローチを通じて「他者と出会う」重要性を説く。

メッシュワーク
共同創業者
水上優氏

人類学者。修士(人間・環境学)。人類学的アプローチに関する研修・ワークショップの設計運営や、フィールドワークを伴うリサーチの実施や伴走を担当。人類学的視点を企業活動や芸術活動に取り入れるため、実践・研究・コラボレーションを進めている。エチオピアの鍛治研究で大学院を修了後、米国系IT企業へ勤務、UXコンサルティング企業を経て人類学者の企業、メッシュワークを創業する。

企業が変革していくためには個人の葛藤や変容が必須

この寄稿依頼が来た際、マーケティングに関して全く知識がないことを恥じ、まずは定義を調べることにした。つい最近、日本マーケティング協会が定義を刷新したようだ。

(マーケティングとは)顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を...

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Marketing is cosmos. 拡張を続けるマーケティングの現在地

おかげさまで、月刊『宣伝会議』は今号をもって通巻1000号を迎えました。毎月、毎号、変化を続けるマーケティングの今を広告界の皆様の多大なるご協力のもと、読者の皆様にお届けすることができました。マーケティングがカバーする領域は拡大を続け、短期的な売上拡大のための戦略・戦術のみならず、企業が継続していくために必要なステークホルダーとの関係性づくりにまで、その役割が拡張されるようになってきました。通巻1000号では、広告界を代表する実務家、識者の方々に、現時点のマーケティングやマーケティング・コミュニケーション、そして広告をどのように定義しているのか。マーケティングの現在地、その考えを聞きました。

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