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「ポスト2020」広告マーケティングの行方

感謝とご縁と機運醸成 2020年の先までバトンをつなぐ。東京2020大会と野村ホールディングス

開催が1年延期となった「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」。開催に向けて準備を進めてきた企業内にも延期になったことで担当者の異動が発生している。野村ホールディングス 東京2020オリンピック・パラリンピック推進室 室長の高橋智彦氏もそのひとり。開催を前に異動が決まった同氏は、これまでの活動をどう振り返るのか。ゴールドパートナー企業の1社であるNECの山本啓一朗氏が聞き手となり、話を聞く(本文中・敬称略)。

山本:同じゴールドパートナーの担当者として長く共に歩んできた高橋さんが、このタイミングで異動されると聞き、正直驚きました。

高橋:はい。私も驚きました(笑)。最初は「それ、ジョークですか?」って上司に聞いてしまいましたから。

2018年8月に引き継ぎ、ちょうど丸2年。当時は全国の支店や各部署にオリ・パラアンバサダーを立て「全国で盛り上げよう!」と呼びかけたものの、従業員の皆がそこまで関心を持っていないという状況でした。

山本:引き継ぎはどんな感じだったのでしょうか。

高橋:まだ具体的なアクティベーションが企画されているわけではない段階ですので、引き継ぎと言うほどのものは、なかったんです。

山本:そもそもなぜ、野村さんはゴールドパートナーになったのでしょうか。

高橋:業界のリーディングカンパニーとしての想い、ですね。オリ・パラには大きな経済効果があることはわかっていた。しかも国を挙げての50年に一度あるかないかのビッグプロジェクトとなれば、それは野村がやるべきだ。と。そこで「日本の挑戦を、サポートするという誇り。」というメッセージを掲げました。

山本:着任当初、どんなことから始めたのですか。

高橋:正直、最初は何から手を付ければ良いのかすら、分かりませんでした。そこで、まずは社内のいろいろな方々に話を聞くことから始めました。部長、支店長クラスには知り合いが多かったので、取り組みに対する課題など、生の声を聞きました。

山本:高橋さんらしいですね。

高橋:それから、オリ・パライベントに出始め、他社の担当者と知り合いになって、そこでもヒアリングさせてもらいました。

山本:私の印象では、高橋さんが就任してから矢継ぎ早に企画を仕掛けてるなぁ…という印象でした。

高橋:2019年3月には、東京証券取引所を貸し切り、「東京2020 Let’s55 with 野村ホールディングス」というイベントを開催しました。

山本:あれは、画期的でした。

高橋:このイベントを実施して社外に対するレピュテーションだけでなく、社内インナーモチベーションの重要性を理解することができました。社員から見れば、ゴールドパートナーになっている実感はなかなか持ちづらい。そういう中で直接、触れられるイベントを開催したことで、初めて自分ゴト化してもらえた実感がありました。

また今回、異動に際して感じているのはオリ・パラのレガシーとは従業員のモチベーションだけでなく、人と人、さらには個社と個社のつながりができたことだと感じているんです。そう考えると関係性をより良好にする、深みを増すのが...

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東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会がいよいよ2020年に開催される。注目が集まる年だが、ひとつの転換期として、その先である2020年以降に目を向けていく必要がある。人口の減少、少子高齢化などといったさまざまな問題が考えられる日本において、これからの広告・マーケティングをどのように考えていくべきか。その参考となるよう本特集では、宣伝会議編集部が注目するキーワード、メディアなどについて取り上げていく。

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