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「ポスト2020」広告マーケティングの行方

TOKYO 2020パートナー企業インタビュー「POWER!ひとくちの力」明治が残したいレガシーとは?

開催が1年延期となった「TOKYO 2020オリンピック・パラリンピック競技大会」。ゴールドパートナー企業をはじめ、多くの企業が、この延期期間をイノベーションの好機に生かそうと取り組みを進めている。ゴールドパートナー企業の1社であるNECの山本啓一朗氏が聞き手となり、同じくゴールドパートナー企業である明治のオリンピック・パラリンピック推進部長の伊東圭介氏に話を聞く(本文中・敬称略)。

山本:本来であれば今頃、伊東さんとは会議室ではなく、競技会場で会っていたと思います。今の率直な気持ちをお聞かせください。

伊東:明治は食品の会社、つまりは人々の身体を支える会社です。命の危険を冒すようなことがあってはならないですし、そういった意味で延期の判断は仕方ないと思っています。ただ、アスリートのことを考えると、とても心が痛みました。

山本:明治さんはプロアスリートの日常からサポートされていますが、なぜですか?

伊東:明治グループは100年以上前(1916年)に創業した、製糖事業を起源とする会社です。人々に健康と栄養を提供することを目的に砂糖製造から始まり、キャラメル・ビスケット・キャンデーで菓子事業に、練乳を皮切りに乳製品事業へと展開。また、シロップをつくる空き瓶の利活用ということでペニシリン培養を始めて、そこから薬品事業が始まりました。明治の理念は「食と健康」、人々の健康を支えるというのが、創業の精神なのです。

この健康を支えるという事業を、乳製品、お菓子(心の健康)、栄養食品(粉ミルク・スポーツ・高齢者食)、医薬品といった形で細分化していった結果、赤ちゃんからお年寄りまでいろいろな生活シーンに商品を提供できる会社になりました。

山本:なるほど。人々の健康を支える、という理念に基づいてスポーツに携わっているのですね。その中で、TOKYO 2020ゴールドパートナーになった理由は何ですか?

伊東:皆さん、当社の商品には日頃から接してくださっていますが企業名まで認識されていないケースも多いのではないかと考えています。例えば、「たけのこの里」と聞いて、すぐに明治という社名が思い浮かびますか?商品ブランドが立っているのは良いことではありますが、いろいろなところで明治が人々の健康を支えているということを日本中の人々に知って欲しかった。

また、グローバル展開ということも関係します。現在の当社の売上は95%が国内、5%が海外となっています。日本の食品メーカーとして世界中の人々に知ってもらうために、オリパラというブランドを通じて世界中にPRしたい、という思いもありました。

山本:明治を知っていただく、という目的のため、これまでどのような取り組みをされてきたのでしょうか?

伊東:明治らしさを念頭に置いているので、「POWER!ひとくちの力」をスローガンに掲げ、主に子供たちとその親御さんを対象に、スポーツの力、さらに食の大切さを伝える活動を4年間にわたり実施してきました。こうした活動の背景には、日本人の食や栄養についての課題意識があります。そこで...

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「ポスト2020」広告マーケティングの行方

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会がいよいよ2020年に開催される。注目が集まる年だが、ひとつの転換期として、その先である2020年以降に目を向けていく必要がある。人口の減少、少子高齢化などといったさまざまな問題が考えられる日本において、これからの広告・マーケティングをどのように考えていくべきか。その参考となるよう本特集では、宣伝会議編集部が注目するキーワード、メディアなどについて取り上げていく。

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