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「CMタレント」と広告効果

高橋一生&奈緒起用の「ディアボーテ」 ファンの期待にも応える広告を

クラシエホームプロダクツの「ディアボーテHIMAWARI」では、イメージキャラクターとして高橋一生さん、奈緒さんを起用した広告展開を実施している。同社が考えるキャスティング、そしてタレントのファンとのつながりについて、宣伝・販促部の2名に話を聞いた。


「ディアボーテHIMAWARI」は高橋一生さん、奈緒さんをイメージキャラクターに起用。高橋さん演じる、自分の周りにだけ雨が降り続ける「ふしぎな雨男」と奈緒さんが演じるその「彼女」が登場するテレビCM「ふしぎな雨男」シリーズをはじめとした広告展開を行っている。

ドラマのキャラが起用のきっかけ ターゲット層に癒しを提供

クラシエホームプロダクツは2014年に販売を開始したヘアケアブランド「ディアボーテ」のイメージキャラクターとして、高橋一生さんと奈緒さんを起用している。高橋さんは2018年、奈緒さんは2020年にイメージキャラクターに就任した。2020年以降は、テレビCM「ふしぎな雨男」シリーズを定期的に放映しており、8月初旬にはこれまでのCMシリーズの集大成として、「雨の日も、晴れの日も」篇の放映を開始。「ディアボーテ」史上初となる、60秒のスペシャルCMも制作し、8月2日に一夜限りでオンエアし話題となった。

広告にタレントを起用する価値について、宣伝・販促部長の牧戸和至氏は、「広告の掲出場所や生活者のメディア接触の環境は、デジタルによって変化をしていますが、商品やブランドを多くの人に認知させるスピードの速さは、圧倒的にタレントの力が強く、この点は以前から変わっていないと考えています」と話す。

同社では起用するタレントを検討する際、調査会社が公開しているタレントのターゲット年代別の“認知度”や“好感度”といったデータを確認しているが、そこで示された数値やランキングの順位などだけでは起用を決めておらず、そのタレントに対する世の中の空気感や、ブランドの世界観との合致をもとに決定しているという。

「ディアボーテ」ブランドのコミュニケーション戦略について、ブランドの宣伝を担当する神保文子氏は、発売以来、発信するメッセージは一貫していると話す。

「当社では、うねり・くせ・パサつきといった、30代後半以降の...

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「CMタレント」と広告効果

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