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理念に対する共感がカギ 社員の元気をつくるコミュニケーション

Facebookのミッションドリブンなカルチャーはいかにして醸成されるのか?

  • 長谷川 晋氏(フェイスブック ジャパン 代表取締役)

ミレニアル世代を代表する経営者であるマーク・ザッカーバーグ氏が率いるFacebook社。フェイスブック ジャパン代表取締役の長谷川 晋氏は同社を「ミッションドリブンな会社」と評する。ミッションが社員のモチベーションにどう影響を与えているのか。フェイスブック ジャパンの取り組みを聞いた。

フェイスブック ジャパン 代表取締役 長谷川 晋氏

「Purpose」を重視するザッカーバーグ氏の考えが浸透

米・Facebook社は2017年6月、企業ミッションを変更した。これまでの「making the world more open and connected(世界をよりオープンでつながったものにする)」を進化させ、「give people the power to build community and bring the world closer together(「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する)」というミッションが発表された。

フェイスブック ジャパンの長谷川 晋氏は「世界の分断という問題が顕在化する中、人と人をつなぐだけでは世界はよりよいものにはならない。次にFacebookがすべきことはコミュニティの活性化、つながりの深さに対する貢献であるとの考えのもと設定された」と説明する。

長谷川氏は2015年10月にP&Gなどを経て現職に就任。そこで感じたのは「Facebookはミッション、バリューがすべての判断の基軸になっており、非常にミッションドリブンなカルチャーが浸透している」ことだった。その背景には経営者のマーク・ザッカーバーグ氏が明確なミッション、バリューを重視していることがあるようだ。

その考えを垣間見ることができるのが、同氏が母校のハーバード大学で2017年5月に「Purpose(目的)」について語ったスピーチである。ジョン・F・ケネディ大統領がNASAを訪問した際、ほうきを持った門番に「あなたは何をしているのか?」と問うたところ、「私は人類を月に送り届ける手助けをしている」と答えたエピソードを引用し、自分たちの世代にとって、世界中すべての人が明確な「Purpose」を持てる世界を創造することが大切だと説いた …

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理念に対する共感がカギ 社員の元気をつくるコミュニケーション

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