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パーパスとブランド体験

『あたりまえの衛生』の価値を再発信 企業認知拡大を図る日本製紙クレシアの試み

「クリネックス®」「スコッティ®」などの商品を製造・販売する日本製紙クレシアは、2021年にCIロゴ、パーパス、コーポレートスローガンを制定した。来年には設立60年を迎える同社が、改めて見つめ直した自社の根幹とは。プロジェクトメンバーである2名に話を聞いた。

コーポレートスローガン、メッセージ、CIを掲出したポスターも制作。社内外での発信に活用している。

パーパス

衛生環境の維持と拡大

コーポレートスローガン

衛生を、ずっと

“ひとつの企業”として方向性をパーパス、スローガンで示す

日本製紙クレシアは、2021年11月、CIロゴを刷新し、パーパス「衛生環境の維持と拡大」と、コーポレートスローガン「衛生を、ずっと」を制定。さらに、新コーポレートスローガン制定を記念して、クレシアコーポレートムービーを公開したほか、2021年11月29日~1月31日にはプレゼントキャンペーン「衛生を、ずっと キャンペーン」も実施した。

「一連のプロジェクトのスタートは2年前に遡る」と、プロジェクトメンバーの島田夏希氏は話す。

「今回のプロジェクトの主体となったのが、約2年前に発足した、私も所属する『CSVプロジェクト』です。当時プロジェクト内では、これからも選ばれ続ける企業であるためには、どうしたらよいかを話し合っていました」と島田氏。

同社には、「クリネックス®」「スコッティ®」「ポイズ®」「アクティ®」「キムワイプ®」をはじめとする何十もの商品ブランドが存在する。しかし、今後は商品だけで戦っていくのではなく、企業として一丸となって価値を発揮する必要があると考えたプロジェクトチームは、企業名を発信するCIロゴと、皆でひとつの方向を目指す指針として、パーパスを設定することに。そして、そのスローガンを社内外に広く発信するため、伝わりやすさを考慮したスローガンも、並行して制作することに決定した。

パーパスを考えるにあたり、まずは自社の根幹を見つめ直し、ファクトや価値を洗い出すことから始めたところ、共通して挙がってきたキーワードが「衛生」であったという。

「外部のクリエイターの方にも...

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デジタル化の進展により企業と生活者の接点は格段に増えました。さらに多様化した接点における体験の総和、ブランド価値に影響する時代となっています。この環境下で選ばれるブランドになるための「体験」づくりを担うマーケティングが関わる領域は、決して"モノを売る"ことだけにとどまりません。昨今は「パーパス」を設定する企業が増えていますが、全社員が向かうべきベクトルを指し示し、さらにあらゆる部門の社員がそれを実践できるための働きかけまで行わなければ、最終的なブランド体験の質を高めることは難しくなっています。マーケターは、この経営課題とも言えるテーマに対して、どのようにその力を発揮することができるのでしょうか。

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