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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

正義か悪か?の線引きは曖昧に “寛容”な表現で関与度を高める

アルバイト中の“立ちっぱなし”を解決すべく、2024年3月に始まった「座ってイイッスPROJECT」。開始から1年ほどで約250社が参画し、社会を変える小さな動きが広がりつつある。

「座ってイイッスPROJECT」のキービジュアル。

「地方の夕方のニュースになるイメージ」

「座ってイイッスPROJECT」は、小売店や飲食店などのアルバイトスタッフにとって隠れた悩みの種になっている、レジ打ちなどの際の“立ちっぱなし”問題を緩和するためのプロジェクトだ。マイナビのアルバイト情報サイト「マイナビバイト」が発起人となり、2024年3月に始まった。賛同企業は2025年3月時点で、PPIH(ドン・キホーテ)、ダイエーなどを含む242社に。プロジェクトではさらに、スタッフが腰をかけるための「マイナビバイトチェア」(1万8000円、税別)をメーカーのSANKEIと共同開発。これまでにさまざまな店舗で計1125脚が導入されているという。

この企画は2024年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのPR部門でのグランプリや、同年のPRアワードでのグランプリを受賞。「潜在的な社会課題を掘り起こし、“立ち仕事用のイス”という…

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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

商品のコモディティ化が進み、SNSなどネット上を中心とした購買行動が定着している現在。プロダクトの「顔」となる商品のネーミングは、店頭のみが購買起点となっていた時代とは役割が大きく異なっている。生活者に愛されるキャッチーさを内包することはもとより、その先の「欲しい」「買いたい」といった態度変容を喚起する"行動のデザイン"が求められているともいえるだろう。さらには多くの人が当たり前だと思っていた従来の慣習などを変えるようなコミュニケーション設計においても、そのネーミングが起点となることが多い。今回は話題の商品やプロジェクトを例に、クリエイターの視点から人を動かすネーミング、行動デザインを探る。

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