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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

札幌が発祥「シメパフェ」仕掛け人に聞く 人が動く店名の理由

  • 小林仁志(アリカデザイン)

日本最大の食料品産業の規模を背景に、「食の宝庫」と呼ばれる北海道。その県庁所在地であり、あまたの飲食店が立ち並ぶ札幌で人気店を生むのは至難の業だ。そんななかで行列店をプロデュースしているのはアリカデザインの小林仁志さん。「シメパフェ」の仕掛け人でもある小林さんに、人を動かす飲食店のネーミングについて聞く。

全国に広がった「シメパフェ」

北海道は食と観光が主要産業のため、そもそも飲食店の母数が多い中で、後発店が運よく注目を浴びて人気店になるのは非常にまれなことです。そうした背景から、最近は当社でも、飲食店のブランディングの依頼が増えています。ただ味が秀でているだけでなく、戦略的にブランディングをしないと戦えない時代になってきているのを感じています。

2016年頃に始まり、その後全国で広がった「シメパフェ」。なぜ広がりを持ったのかと考えると、「既存の行動を規定した」こと、「圧倒的にわかりやすいネーミング」で「地域文化として打ち出した」といったことが要因かなと思います。…

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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

商品のコモディティ化が進み、SNSなどネット上を中心とした購買行動が定着している現在。プロダクトの「顔」となる商品のネーミングは、店頭のみが購買起点となっていた時代とは役割が大きく異なっている。生活者に愛されるキャッチーさを内包することはもとより、その先の「欲しい」「買いたい」といった態度変容を喚起する"行動のデザイン"が求められているともいえるだろう。さらには多くの人が当たり前だと思っていた従来の慣習などを変えるようなコミュニケーション設計においても、そのネーミングが起点となることが多い。今回は話題の商品やプロジェクトを例に、クリエイターの視点から人を動かすネーミング、行動デザインを探る。

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