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対象顧客に共感される 企業・商品の広め方

『ゆるい』パッケージとネーミングで愛される「バンザイ山椒」の戦略

    CASE10 岩塚製菓

    DATA
    [商品名] 80g バンザイ山椒
    [ブランド名] バンザイ山椒
    [販売年月] 2021年3月
    [ターゲット層] 30~40代の米菓ライトユーザー及び岩塚ファン

    Q1 商品誕生の背景

    味のトレンドとして山椒が来ると狙い、山椒の風味を生かした商品を開発しました。当初の販路が一部のコンビニであったため、客層を意識し「万歳三唱」をもじったインパクトのあるネーミングに。パッケージもあえて“ユルめ”にすることで注目度を上げました。大袋を発売した2021年3月は、コロナ禍で家飲み需要が拡大。「癒し」を求める新規顧客に向けた話題性のある商品となりました。

    10月には山椒の量150%アップした期間限定商品「80g バンザイ山椒 山椒マシマシ」を発売。今後もブランド認知の定着に向け、ゆるいパッケージと味のギャップを楽しんでいただける商品を提供し続けていきます。

    Q2 “有名にする”ための手法

    コンビニ販売の時代から“ユルさと味のギャップ”、“脱力感のあるネコのイラスト”が一部のお客さまの間で話題となっていたため、スーパーに販路を拡大した際もイメージは踏襲しました。

    ターゲットを30~40代の米菓ライトユーザーに定めSNS動画も制作しています。通常、当社では商品特徴を伝える動画を制作していましたが、この商品については、あえて『商品の特徴を伝えない』ゆるい動画にしています。お客さまからはパッケージについての声が圧倒的に多いです。また、パッケージのゆるい見た目と、あられの本格感とのギャップについても好意的な声が届いています。

    CASE11 Cake.jp

    寿司店のパフォーマンススイーツから生まれた圧倒的な“映え”で話題を拡散

    DATA
    [商品名] まるごとメロンケーキ
    [ブランド名] Cake.jp ORIGINAL
    [販売年月] 2020年7月
    [ターゲット層] サプライズやお祝いが好きな方、普通のケーキに物足りなさがある方
    [現在までの販売数] 20,000台

    Q1 商品誕生の背景

    近年、SNSでスイーツを検索、購入、投稿して楽しむ文化が盛り上がっています。そのため、SNSを利用した楽しみを提供できる、コミュニケーションが起こるような体験型スイーツをつくり、お客さまに喜んでいただきたいと考えたのがスタートです。

    本商品はもともと、世界初のメロンケーキ職人加藤シェフが、大阪の高級寿司店のスイーツを監修した際にできた商品。寿司店の、目の前で握ってもらえるライブ感に合わせて、おいしいだけではなく、パフォーマンススイーツとして手掛けられたものです。当初はすべて手作業でつくっていましたが、当社の工場で量産し、安定した供給ができるようになりました。

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