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2024年、マーケターの思考をアップデートする15の論点

生成AIが浸透する時代だから必要な「人間中心」の倫理観 Wicked Problemの解決にどうデザイン思考を生かせるか?

  • 柏野尊徳氏(アイリーニ・マネジメント・ スクール)

デザイン思考とは?

人の経験を豊かにするためのマインドセットです。問題解決の対象を企業ではなく顧客や社会に置き、商品やサービスがどのように人々の経験を豊かにするかに焦点を当てます。前提となるのが「人間中心」という発想です。問題の発見と解決のために、人間のニーズや能力、行動に焦点を当てることを意味します。この発想は、技術進歩の歩みとともにあり、コンピューターや製品、技術などをユーザーフレンドリーにしていく上で重要視されるようになりました。

アップデートポイント1

AI技術の発展で、倫理的配慮とデザイン思考がますます重要に

デザイン思考の説明で述べたように、技術進歩をよりユーザーフレンドリーなものにするためにデザイン思考は必要となります。つまりは技術とデザイン思考は両輪を担う存在と言えるのです。昨今の生成AIをはじめとした新しい技術が躍進しているときほど、人間中心の発想であるデザイン思考が大切になってくると考えます。EUのAI規制法案では、信頼できるAIのための倫理ガイドラインが定められるなど、新しい技術の利用においては、倫理的な考慮が重要になってきます。

例えば、これまでのデータを元に、生成AIを活用したCMなどの広告を制作した場合、確かにクオリティの高いものができあがるかもしれません。

ただし、大切なのはアウトプット中心になるのではなく...

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2024年、マーケターの思考をアップデートする15の論点

法令、社会の動向、そして生活者のトレンドが再定義される中、マーケティングの世界も着実に変化を遂げています。社会環境の変化の中で、広告やマーケティングの世界ではおなじみの手法やメディアにはどのような変化が起こるのか。本特集では、コミュニケーション産業の中で、2024年に予想される変化に焦点を当てます。マーケティングテクノロジーからデータプライバシー、生成AI、さらには地方創生とクリエイティブまで、実務家が押さえておくべきアップデートポイントを一挙に紹介します。

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