国内外でブランディング活動に力を入れているオムロン。同社のコーポレートコミュニケーション活動は、各部署との連携で行われている。オムロン執行役員グローバルインベスター&ブランドコミュニケーション本部長の井垣勉氏に、採用活動について聞いた。
ステークホルダーをファンにするコミュニケーションのエコシステム
オムロンは、センシング&コントロール+Think技術を核とした産業向け制御機器やシステム、電子部品のほか、ヘルスケア製品等を展開する電気機器メーカーだ。事業領域が広く、グローバルへの進出も盛んに行っている同社では、コーポレートコミュニケーションに力を入れている。
同社のコーポレートコミュニケーション活動では、オウンドメディアである自社ホームページをすべての活動の中心に置き、コミュニケーションの「エコシステム」を構築(図表1)。ステークホルダーとのタッチポイントを、オウンドメディアに流入するように設計している。これを基本的な考え方として、各ステークホルダーへのコミュニケーションを実践している。
「なぜオウンドメディアを核に置いているかと言えば、自分たちが伝えたいメッセージを制約なく発信できるためです。画像も、動画も自由に使用することができるため、深い情報を伝えることができます」と、オムロンの井垣勉氏は話す …