AIインフルエンサーは今後、生活者の信頼を獲得できるか?

公開日:2026年4月02日

  • 西村啓太氏(博報堂DYホールディングス)

生成AI利用者において、AIは商品の比較検討時に、検索エンジンやSNSに次ぐ「2~3番手の情報源」としての地位を確立し始めている。AIは単なる技術の産物か、生活者の信頼を獲得する共創パートナーとなり得るのか。博報堂DYホールディングスHuman-Centered AI Institute所長補佐の西村啓太氏が、AIインフルエンサーが機能する未来のコンテンツ・マーケティングを展望する。

表情が生む「共感」と自己開示が築く「信頼」

SNSと生成AIの普及により、現在「AIインフルエンサー」が新たな潮流として注目されています。博報堂DYホールディングスの「AIと暮らす未来の生活調査2025」によれば、生成AIの利用経験者は33.6%に達して「キャズム」を突破し、利用者の過半数(55.1%)が「AIの情報を信頼している」と回答しました。

情報源としての役割に加え、...

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データ活用で深化するUGC×PGCをかけ合わせた統合型コンテンツ・マーケティング戦略

SNSの成熟と生成AIの普及により、UGC(User Generated Content)とPGC(Professional Generated Content)の境界は急速に溶け始めています。企業発のコンテンツは生活者の言葉を取り込み、生活者発の投稿はプロ並みの編集・演出技術を備えるようになりました。さらにアルゴリズム主導のレコメンド環境では、「誰が言ったか」以上に「どの文脈で語られたか」が影響力を左右します。マーケティングにおいて、これまではメディア投資の最適化配分や、トリプルメディアを統合したコミュニケーション戦略の重要性が説かれてきました。しかし今日の環境ではカスタマージャーニーに基づく、PGCとUGCを組み合わせた統合的な“コンテンツ戦略”がより重要視されるようになっています。こうした戦略が実現する背景にあるのは、データ活用の深化です。生活者の意識や行動のデータを統合して分析できる環境を最大限活かした、最先端の統合型マーケティング戦略を考えます。

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