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人が「メディア」になる時代 インフルエンサーマーケティング

アジア市場のメディア接触・情報収集・消費行動とインフルエンサー

アジア各国を対象としたインバウンド施策などで、インフルエンサーが起用されることは多い。これは国別に違いはあれども、インフルエンサーが消費者の行動に大きな影響を与えているという事実があってのこと。ここでは各国のインフルエンサー事情を中心に、アジア各国のメディア接触・情報収集・消費行動を読み解いていく。

アジア各国のスマートフォン使用率は?

アジア各国における個人のインフルエンサーたちの影響力の増大は、デジタル化の進展と密接に紐づいている。それゆえアジア各国においてデジタル化を読み解く、ひとつの指標がスマートフォンの使用率。そこでここでは、いくつかの国を取り上げて、その使用率を紹介していく。

その使用率は人口が多い中国においても80%を超えており、多くの国で日本の64%以上に浸透していることがわかる。

またOSについては、国によってiOSとAndroidの比率が大きく異なるケースもあるものの、台湾、香港、ベトナムではiOSとAndroidがほぼ半数ずつのシェアという状況に。ちなみに日本はiOSが7割近いのに対して、タイでは8割近くがAndroidだ。

また、この調査はこれまでにも行われていて、前回調査と比較すると、iOSのシェアが減少していることがわかっている。オセアニア・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ(スウェーデン・デンマーク以外)の地域でもiOSのシェアが減少しており、特に台湾で-12.5%、香港で-14.8%と大幅に減少しているという。

そしてiOSのシェア縮小に伴い、スマートフォンの機種ではAppleのシェアが減少傾向にあるとの結果も本調査ではレポートされていた。その他、Apple以外では、日本はSony、中国はHuaweiが上位2機種に、他国ではSamsungが上位2機種に含まれていた。

図表1 アジア各国のスマートフォン使用率、主要OS
※出典:世界40カ国、主要OS・機種シェア状況【2019年11月】アウンコンサルティング調べ

アジア14都市生活者はスマートフォンで何をしている?

次に、スマートフォンでよく利用しているサービス・機能を見ていこう。ここでは、デジタル化が進展し、スマートフォンが浸透して以降、どのような行動が見られるのかを分析していく。下記のデータからは、各都市・国によっての共通点と、大きく異なっている点が見られた。

共通点としては、各国で上位5位までにあがっている「SNS」だ。多くの国でSNSが浸透し、利用されていることが見てとれる。他には、上位に「メッセンジャー」があがり、コミュニケーションのツールとしてのスマートフォンの利用が積極的だ …

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人が「メディア」になる時代 インフルエンサーマーケティング

インターネットの登場以前から、消費者の口コミは消費行動に影響を与える存在でした。それが企業による一方的な発信では、なかなか消費者に情報が届きづらくなっている状況の中で、第三者による発信をマーケティング活動に戦略的に取り入れる視座がますます必要になっています。折しも消費者の発信力が高まり、人が"メディア化"する状況も生まれています。そこで注目されるのが、各領域に存在するインフルエンサーと呼ばれる、ターゲット層の意識や行動に影響を与える人たちの存在。しかし、昨今はステルスマーケティングの問題がメディアでも取りざたされるように、インフルエンサーと企業の関わり方には難しさも伴います。特集ではインフルエンサーと呼ばれる人たちが、消費に大きな影響を与えている現実を前提としながら、単なる流行りの手法として捉えるのではなく、その本質を理解したうえでの実践の方法を探っていきます。

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