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企業・競争から共創へ ビッグデータ活用の新境地

クレディセゾン、ポイントを中心とした独自経済圏の構築を目指す

複数企業間のアライアンス、データ連携の動きは確かに見られるようになってきましたが、それは必ずしも、すべての企業にとっての"正解"ではないようです。独自のポイントプログラムを提供し、独自の顧客基盤を築き、独自の経済圏の構築を目指す企業の動きもまた相次いでいます。クレディセゾンの取り組みと、その背景にある考え方を聞きました。

クレディセゾンが2002年から提供しているポイントプログラム「永久不滅ポイント」。セゾンカード・UCカードの利用額に応じて付与され、その名の通り、有効期限が存在しない。メリットの明解さが支持され、2016年12月現在のポイント保有者は1700万人以上にのぼる。

「元々はカード利用促進を目的にスタートしたサービスだが、これほどまでのユーザー規模を誇るようになったことで、当社の重要な資産のひとつととらえるように。このポイントプログラムを起点とした、新たなビジネス展開を推し進めている」と、ネット事業部ポイントビジネス部長の原顕文氏は話す。

近年、同社が目指しているのは、永久不滅ポイントを通貨とした独自の経済圏(エコシステム)の構築。実現に向け、まずはポイントを「貯めやすく、使いやすいことに加え、楽しみも得られる、現金よりも付加価値の高い通貨」に昇華すべく、サービスの拡充を図っている。

「カードだけではなく永久不滅ポイントを通じたお客さまとの接点を増やしていきたい。結婚、出産、マイホーム購入といったライフステージの節目や、決済を含めお客さまの生活のあらゆるシーンにおいてポイントを活用いただけるような仕組みをつくることに加えて、永久不滅ポイント保有者だからこそ受けられるサービスも拡充できれば」(原氏)。

セゾンの独自経済圏を構築するためには、永久不滅ポイントの利用をより活性化する必要がある。そこで重要な役割を果たすのが、同社が2016年5月に立ち上げた「セゾンDMP」だ。会員の属性情報やカード利用履歴、ポイントモール「セゾンポイントモール(旧 永久不滅.com)」の閲覧履歴など、同社が保有する顧客データを一元化し、CRMや広告配信などに活用することを目的としている ...

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