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脱 大量生産・大量消費 サステナブル・マーケティング

ブランドの思想で選ばれる時代、商品を通して企業の姿勢を示す

  • 西脇大樹氏(アディダス ジャパン)

ドイツに本社を置くスポーツブランドのアディダス。独自の技術を使用した画期的な商品開発を通して、サステナブルな活動に取り組んでいる。アディダス ジャパンにてブランドコミュニケーションを担当している西脇大樹氏に話を聞いた。

左が「Alphabounce+ Parley」、右が「FUTURECRAFT.LOOP」。機能やデザインを妥協せずに制作されている。

機能性を犠牲にしない スポーツブランドとしての矜持

アディダスでは、ブランドの信念として「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある。(Through sport, we have the power to change lives.)」を掲げている。それを基に、商品開発、マーケティング活動などを行ってきた。

中でも注力している領域としては、「ゲーム」「ライフ」「ワールド」の3つがあると、アディダス ジャパン アディダスマーケティング事業本部 Football/Runningシニアマネージャーの西脇大樹氏は話す。

「ゲームは、アスリートのパフォーマンスを高めること。ライフは、スポーツのテクノロジーを使って快適な日常を過ごせるようにすること、スポーツにインスパイアされた新しいストリートファッションカルチャーをつくっていくこと。ワールドは、スポーツを通して世界をもっと良くしていくことです。特にワールドの領域では、大きくサステナブルをテーマに掲げています」。

具体的には同社では、プラスチック、温室効果ガスの削減などに取り組んできた。今後2024年までには、製品へのバージンポリエステルの使用を廃止しリサイクルポリエステルへの完全移行を目指すと、グローバルで宣言している。

輸送の際に必要なパッケージにリサイクル素材を経ていない材料が使用されてしまうが、環境に負荷を与える分、それを金額に換算して、環境イノベーションプラットフォームの団体に寄付している。このように、現状の技術でできる限りの取り組みを行っているという …

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脱 大量生産・大量消費 サステナブル・マーケティング

環境問題、エネルギー問題、労働問題など......地球規模で起きている社会課題に対して、産業界においても、企業が主体的に解決の責任を担っていくべきだとする考えが強まっています。現在問われているのは、これまで当たり前とされてきた『大量生産・大量消費』という暮らしからの脱却であり、生産と消費の在り方の大転換です。世界的にも「持続可能な社会の実現」が重視され、SDGsの策定などの動きが起きています。企業が考えるべき、これからの社会におけるマーケティングの考え方、アプローチについて考えます。

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