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世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」

インサイトがなければ「広告」ではない

  • もり 原野守弘氏

もり 代表/クリエイティブディレクター
原野守弘(はらの・もりひろ)

経営戦略や事業戦略の立案から、製品開発、プロダクトデザイン、メディア企画、広告のクリエイティブディレクションまでを手がける。電通、ドリル、PARTYを経て、もりを設立。主な仕事に「OK Go: I Won't Let You Down」「Honda. Great Journey.」。

インサイトを理解するためには、まず「広告(Advertising)」と「販売促進(Sales Promotion)」の違いを理解する必要があります。昨今、広告の直接的な目的に「売上」を置くケースが多く見られますが、広告の本来の目的は「好きになってもらうこと」です。一方で、販促の目的は「短期的に売上を増やすこと」です。そして日本で「広告」と呼ばれているもののほとんどが、実は「販促」であるという実態があります。

「好きになってもらうこと」の価値を軽視するマーケターは少なくありません。好きになってもらえれば、長期間にわたって商品やブランドに対するロイヤリティが醸成され、販促をしなくても売れるし、競合より価格が高くても売れるようになります。お客さまがエヴァンジェリストの役割を果たすようになることで、口コミも広がります。

企業の最終的な目的は、「長期にわたって売れる仕組みをつくり出すこと」のはず。広告はそれに大きく寄与できる手法の一つです。人間は「刺激に対して反応する」というような単純な生き物ではありません。知的に、そして感情的にメッセージを伝えることで初めて「動く」。それが人間というものなのです ...

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世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」

どれだけ新しいテクノロジーを駆使したところで、ターゲットの心理や心情の深い理解なしに、心に届くキャンペーンは実現し得ません。それならば人の心を捉え、行動を喚起した広告キャンペーンを読み解けば、その背後には、人の根源的な欲求や心理が見えてくるのではないか...。そんな仮説のもと、世界の秀逸プロモーションを100点弱集めてみました。事例を選定し、さらにその背後にあるインサイトを分析・解説していただいたのは、日本に留まらない活躍をされている12名のクリエイターやプランナーの方々。12名の「選者」の方々に国内外の秀逸事例を解説いただきながら、有意なインサイトを得る方法から、そのインサイトを具体的な施策に落とし込む際のポイントを考えていきます。

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